「情報」は量より質!
2017/10/10
私はボイトレや声、カラダに関する本など、
気になるものを定期的にどかっと大人買いして、一気に読みます。
まだ知らない、見落としていた、重要な情報がないか、
常に神経をとがらせている、という感じでしょうか。
自分のためではなく、クライアントや生徒たちに、
ちょっとでも、間違った情報や、古い情報、
思い込み情報を与えたくないと考えているからです。
残念なことに、世の中、特にネット上には、
そういう、ダメなボイトレ情報、声情報が溢れています。
溢れる与太情報に振り回されて、溺死寸前の迷い子たちのなんと多いことか・・・
情報には一次情報と二次情報があるといわれています。
一次情報とは、自分自身で、直接経験し、知り得た情報。
本当に有益かつ、注目すべきなのは、この一次情報だけです。
二次情報は、誰かに聞いた話、本で読んだ話など、第三者を介して知った情報。
二次情報は、みずから体験、実践して、検証したもの以外、信憑性はありません。
ネット上には、どんな情報を流すのも自由です。
人から聞いた話を、さも、自分が体験したように話すことも、
なんの専門的な知識も持たない人が、
専門家でなければアドバイスできないようなことをアドバイスすることも、
制限はなにもありません。
大切なのは、受け手の姿勢。
情報の送り手が、プロフィール、経歴などを明らかにしていなければ、
まず、その情報は信じる価値はないでしょう。
声や歌の指導をする人なら、必ず、その人の声や歌をチェックしましょう。
ネット上でなんの情報もあがってこないような人の情報は、
信じないほうが無難です。
情報のクオリティーをきちんと自分で判断して、
取捨選択できる能力を身につけるのも、修行のうちですね!
関連記事
-
-
小さな選択の連続がやがて大きく流れを変える。
人生にはいわゆるターニングポイントというのがあります。 それがいつ訪れるのかはわ …
-
-
大きな波を引き寄せる
音楽の仕事には、大きな波のようなものがあって、 来るときには、ど〜〜っと来て、 …
-
-
それで、いい声、出せますか?
先日、とある生徒さんのレッスンをしていた時のこと。 ずいぶん小柄な彼女なのに、 …
-
-
なめたらあかんぜよ
ずいぶん昔。 広告代理店で、プロデューサーのアシスタントのアルバイトをしていたと …
-
-
やめたい時ほど踏ん張る
がんばってることがうまく行かない時、 ついついやりがちなことは、何かを変えようと …
-
-
多感なこどもたちにジョークは通用しない
小学生の音楽の授業のときの話です。 「ではこの曲を、誰かに歌ってもらいましょう。 …
-
-
「どうやったらできるか」じゃなくて、「どうやったらなれるか」。
「どうやったらできるか」が知りたいのは、 真面目に学ぶ気のある人のお話です。 た …
-
-
「人生変わりました」
「MISUMI先生のおかげで、人生変わりました」 先日、某会社の社長さんが、生ま …
-
-
「うまくなる」の無限ループ
執筆を開始して、早半年あまり。 20万字くらい書いて、半分くらい直して・・・ な …
-
-
人生のベストタイミングは「やりたい」「やらなくちゃ」と、ひらめいた時
“Never too late”は私の信条のひとつでもあ …
- PREV
- 戦略的に自分というブランドを作る
- NEXT
- 音楽のプロは、まだまだ肩身が狭いのだ。