本気なら、「はい」か「Yes!」か「喜んで」!
よく語られるビジネスの教えのひとつに、
「顧客からの要望への答えは、”はい” か “Yes!” か “喜んで”の、
3つのうちのひとつしかない。」というのがあります。
この話を初めて聞いた時、「売れている人の言うことは、ビジネスマンでもミュージシャンでも、みんな同じなのだな」と、しみじみ思いました。
「駆け出しの頃、いきなり『ジョン・ウィリアムスみたいなオーケストラのアレンジできる?』って言われて、思わず『できます!』って言っちゃってから、やっべーってレコード屋に走って、慌てて勉強したんだよね」
とは、某CM音楽界の巨匠のお話です。
その他にも、
「来週までに10曲くらい書ける?」と言われて思わず「できます」と言ってしまった人の話や、「明後日からツアーなんだけど、急遽メンバーが体調不良になっちゃって」と言われ、20数曲あるコンサートツアーのトラを引き受けた人の話などなど。
売れているミュージシャンで、無茶ぶりに応えた経験がないという人はひとりもいないといっても過言ではないでしょう。
これを、「才能があるから、なんでもできるんでしょ」なんて、思ってはいけません。
とにかくね、仕事を広げて行く人には、なんでもやってやる、という意気込みがある。
チャンスは「ぼく、チャンスです!」という顔をしてやってきてくれるわけではありません。
どんなご縁の向こう側に転がっているか、本当にわからないんです。
チャンスを探している時期は、
ご縁のある仕事、頼まれた仕事は、なにがなんでも、引き受ける。
そして、引き受けたからには、絶対に結果を出す。
この気合と、日頃の徹底した心と技術の準備を怠らないこと。
引き受けて結果出せなかったらカッコ悪いとか、
今の自分にはキャパオーバーじゃないかとか、
この人と関わって得になるのかな?とか、
そういうブレーキがかかる人は、結局、準備が足りない。
どうもいいご縁がないとか、思う方向に仕事が開けないという人は、
チャンスに恵まれないわけでも、運がないわけでもないんですよね。
効率化とか損得勘定とか人心掌握とかマーケティングとか、
そんなことに心を砕く前に、
自分自身にその仕事とガチで向き合う覚悟があるのか、
チャンスが来たときの準備はできているのか、
そこに心を向けないで、成功はあり得ません。
「無理」や「難しい」や「やめておきます」という答えをする人に、
何度も仕事を依頼するほど、頼んで来る方は暇じゃない。
本気でやりたくないんだと思われても仕方ないのです。
この人じゃダメだと思ったら、準備のできている人、覚悟のある人を探すまで。
どんなに世の中がソフトになっても、
ネット社会になっても、この鉄則は変わりません。
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