大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

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プロへの突破口『「最初の仕事」をゲットするために』

      2015/12/20

メジャーデビューのような、大きな話でなくてもいい。
とりあえず、業界で仕事をしてみたい、
というアマチュア・ミュージシャンはたくさんいると思います。

先日のクリスティーナの話ではないですが、
確かに、「音楽業界は社交クラブみたいなもの」。

ある程度以上のクオリティがある人なら、
一度お仕事をすれば、ご縁がつながって、または口コミで、
少しずつ、お仕事が広がって行くものです。

問題は、その「最初の仕事」をどうやって手に入れるか。

今日は、私が、「最初の仕事をゲットするために」大切と考えていること。
ポイントは5つです。

 

1. 仕事がある場所にいること

どんなに天才的な、素晴らしいミュージシャンでも、
北極やアマゾンに住んでいたら、
誰かに見出される可能性は限りなく低い。

仕事がある場所にいるから、
何かが起こっている場所にいるから、
自分もそこに関わっていける可能性が生まれるのです。

どんなにネット社会になっても、
リアルな世界に関わっていく大切さは変わりません。

これは何年ミュージシャンをやっていても言えることですが、
現場にいなければはじまらないのです。

そこにいること。それが第一歩です。

 

2. 人とつながりを持つこと

仕事は人です。
人とつながることが、仕事とつながることになります。

どんな人とつながっていくか、
どんな関係性を築いてゆくか、
音楽人のみならず、生涯にわたって大切なことです。

安心領域にばかりいてはダメ。

アマチュアとばかり関わっていれば、
アマチュアの世界から出られません。
学校や、アマチュアばかりが出演するライブハウスで、
お山の大将になっていては、どこにもいかれません。

自分のステージを変えること。
人と関わること。

それで、やっとスタートが切れるといえます。

 

3. 自分自信を明確に表現する術を身につけること

自己紹介をしただけで、
「じゃ、歌を聴かせて」などと言われることは、まずありません。

何をしているのかもわからない人に、
いきなり、「仕事やってみる?」などと言う人もいません。

自分はこんなことをやっている。
自分は音楽の仕事に興味がある。
自分はあなたに興味がある。

出会った人たちに、そんなメッセージを伝えることが大切です。

とはいえ、先日も書いたように、いきなりデモテープを渡すのは、
無謀。

例えば服装。例えば髪型。例えば持ち物。
そんなところにセンスを感じさせるのも、ひとつの自己主張です。
きちんと語れる言語感覚も大切です。
コミュニケーション能力はマストです。

人に媚びろと言っているのでも、
目立つ服装をしろと言っているのでもありません。

人に興味を持たれる自分になるための不断の努力が必要なのです。

加えて、「ちょっと歌ってみる?」「デモとか持ってる?」
とチャンスをもらえた時に、確実に相手を納得させられる、
飛び道具的なマテリアルを用意しておくことも大切ですね。

 

4. 信頼される人間になること

遅刻する、現場に来ない、準備がちゃんとできない・・・

こんな人に仕事を頼もうなどという人はいません。

学生でも、「あいつ、バイトは絶対ちゃんと来るんだけどな」
と言われる子がいます。

「仕事ならちゃんとやりますよ」と言うかもしれませんが、
人は日常を見ています。

仕事はひとりでやるものではありません。
どんなにいいプレイをする人でも、
人間的に不安な人は絶対に紹介できません。

「こいつはちゃんとしている」という信頼関係を
友達との間でも作っておくことが大切です。

 

5. ある程度の力量と伸びしろがあること

若くして素晴らしいプレイヤーであるということは、
実に恵まれたことではありますが、
反面、伸びしろがないと、捕らえられることもあります。

一方で、多少未熟でも、若くて、可能性があり、
さらに素直に人の言うことを聞ける、努力できるという人は、
可愛がられ、どんどん盛り上げてもらえます。

とはいえ、「ある程度の実力」がないと、
「伸びしろ」という話題にはなりません。
若いからという甘えは禁物です。

いかがでしょうか?
書きながら、結局、最初の仕事も、その後も、
アマチュアもプロも、
仕事をゲットするのに大切なことは同じだなぁと感じました。

精進。精進。

ご参考になれば嬉しいです!

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 - プロへの突破口

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