聞いてもらう。
「とりあえずデモをつくれ!」というのが、
昨日のメッセージでした。
行動しないことにはなにひとつはじまりません。
ただし、つくっているだけでは、もちろん、ダメです。
聞いてもらう。
このプロセスがないと、
どんなものをつくっても意味はありません。
一方で、この「聞いてもらう」というプロセスで、
あっという間に挫折してしまう人がいるのも事実。
この人こそ!と思う人にデモを送ってみる。
レスがこない。
以上。
・・・こんな話をいっぱい聞きました。
レスがこないのは、
自分の送ったデモがダメだったから、と思ってしまう。
もしくは、所詮、興味なんか持ってもらえないんだと思ってしまう。
どんだけ簡単に心折れるんだろうと、
びっくりするほどです。
しかし、ちょっと考えてみてください。
ポストにいきなりDMが送られてくる。
封筒を開けますか?
中身をちゃんと読みますか?
内容が気に入って、問合せをする確率は何%くらいですか?
デモをちゃんと聞いてレスをしてくれるのは、
・直接の知り合いである、もしくは知り合いの紹介で、デモを聞く理由がある。
・SNSで話題になっている、めちゃくちゃルックスがいい、親が有名人など、
何かの理由で、デモを送った本人に興味がある。
・まったくアンテナに引っかかってこなかったダークホースを探している。
この3つのどれかです。
そう考えれば、直接の知り合いでもない人に送ったデモに、
レスはないのが当たり前。
しかし、そこで終わるのでは意味はありません。
やるべきことは2つ。
ひとりでも多くの人に聞いてもらう。
どんどんつくって、どんどん送り続ける。
これしかありません。
学校の友だちに聞いてもらえば、
クオリティさえよければ、
学校内で話題になるかも知れません。
先生に渡して、意見をもらうのはマストです。
本当によいものをつくっていれば、
先生の方が興味をしめします。
ちなみに、長年学校で教えていましたが、
直接、「先生、このデモ聞いてください」と、
音源を手渡されたのは、片手で数えられるほどしかありません。
みんな、なにやってんのよ、と思ってしまいます。
数をつくっても反応がこないなら、
つくり方を変える。
アプローチする方向性を変える。
聞いてもらう人をどんどん増やす。
前提は、
「いいものをつくって、
正しい人にアプローチすれば、必ず反応がくる。」
これに尽きます。
ちなみに、
友だち同士で、「いいね〜」といい合ったり、
SNSでちょこっとレスがついたりすることで満足したりしていては、
その先にはいかれません。
自分がどこに向かっていて、何をしたいのか。
ゴールをきっちり見据えて行動しないと、
どこかで身動きが取れなくなるんですよね。
◆“MTL ヴォイストレーナーズ・メソッド” 〆切間近。
業界トップクラスのメソッドで、圧倒的な結果を出す。ヴォイストレーナーとして活躍されている方はもちろん、ヴォイストレーナーを目指す方、トレーナーという仕事に興味があるという方も。
関連記事
-
-
“トレーナー”というものの役割を思う。
音楽の世界ってゴールはないんだよな。 ワクチンの軽い副反応で、 なかばサボりなが …
-
-
ギターソロが邪魔くさいぃ〜!?
「最近の子はギターソロになると、曲を飛ばすんですよ」 え?なんですか、それ? と …
-
-
想像力は人の痛みを知るためにある。
2002年、 ふらっと訪れた旧友たちの住むニューヨーク。 以前住んでいたアパート …
-
-
1音にこだわる!~Singer’s Tips #6~
歌のトレーニングの基本中の基本であり、 上達のために最も重要なことのひとつは、 …
-
-
「ケツカッチン」で、劇的に成果を上げる
延ばせないデッドライン(締め切り)のことを、 業界用語で「ケツカッチン」と言いま …
-
-
キーは、歌えりゃいいってもんじゃないんですよ。
カバー曲を歌うとき、 無条件にオリジナルのキーで歌っている人は多いはず。 私自身 …
-
-
「フォームは乱れるもの」と心得る。~Singer’s Tips #1~
どんな名プレイヤーも、 長期間試合に出続けていると、 急に成績不振になったり、 …
-
-
「歌いたいっ!」が胸を叩くから。
トレーナーをはじめて、 ずっと大切にしてきたことは、 「昔の自分」のまま感じて、 …
-
-
Proud.〜第2期MTLネクストが終了しました〜
昨日、第2期MTLネクストの最終プレゼンテーション、 発表会が終了しました。 2 …
-
-
「自分らしさ」ってなんだ?
らしくあれ。 女子校時代、嫌と言うほど聞かされた言葉です。 本校の生徒らしく、 …
- PREV
- デモをつくれ!
- NEXT
- 聞く人を黙らせる、圧倒的な歌を歌う
