社会人 x 音楽人 /自分バランスを最適化する
2015年にアップした『音楽を「職業」にしないという選択』という記事。
すでに、50000人以上の人が読んでくれています。
この記事を書いた当時の私は、「音楽でやれることはすべてやりつくした。これ以上なにもできない。どこへもいけない。」という閉塞感から、音楽への情熱がぷつんと切れたような状態にいました。
歌うということを人に伝えるためのメソッド開発に夢中になってしまったということもあるでしょう。「もう、歌、やめるかも」と、漠然と感じていたのです。
ほどなくスタートしたMTL12で、初めて一般の人たちに歌を教えるようになって、どんな仕事をしていても、どんな状況にあっても、歌いたい!音楽したい!という情熱と学びたい!成長したい!という想いは、みんなおんなじなのだと、気づかされました。
私自身、100%音楽人として生活をしていた頃と比べると、今は、社会人 x 音楽人のバランスは、7:3くらい。
そのおかげで叶えられることもたくさんあって、今はそれがほどよいバランスと感じます。
社会人 x 家庭人 x 音楽人と、ベストバランスを模索しながらがんばっている20代〜50代にたくさん出会います。
いつか人前で歌いたい!という夢を叶えた社長さん。
起業家と音楽家という2つの顔を持ち、音楽制作や発信にも情熱を注ぐ人も、お店を経営しながらイベント出演やライブ活動をしている人もいます。
キャリア系のお仕事と主婦のお仕事を両立させながら、コツコツと練習に励み、ソロライブを実現させた人もいますし、オリジナルの楽曲のレコーディングに挑戦し、音源販売をしている人も、トップセールスマンをしながらライブ活動を精力的にがんばっている人もいます。
生き方の選択肢は無限大。
それぞれが、その時の自分に心地よい距離感で音楽と関わる。
そして、やるときは、あくまでも、どこまでも真剣にやる。
社会人 x 音楽人。
新しいテーマとして、また語って行きたいと思います。

関連記事
-
-
「やりたい」と「やる気がある」は月とスッポンほど違うんだ。
先日、著名なアーティストの方と、 その方のお子さんが、 「音楽に興味があると言っ …
-
-
やりたいことは、「今」はじめる。 10年続ける。
無条件に何かを「楽しい」と感じられるようになるまで、 人は何かしらの学習を積み重 …
-
-
「明日っからがんばろう」の「明日」は一生来ない。
「明日っからダイエットしよう」 「明日っから練習がんばろう」 「明日っから早起き …
-
-
好きなことをやってると、時間の流れが止まるんだって。
書くことは、趣味なんですよ。 ただ、書くことが好き。 日記でも、ブログでも、曲で …
-
-
ロックへの反逆
「お前なんかロックじゃねぇよ。オレは認めね〜ぜ。」 少し前のこと。 ロック的なサ …
-
-
「ライブやりたい!」を叶える『火事場の馬鹿力』
さて、予告通り、「最短でライブを実現するには?」というテーマについて書きます。 …
-
-
「君たちには問題意識というものが足りない!」
「君たちには問題意識というものが足りない!」 大学4年の時、ゼミの担当教授が、 …
-
-
極度の緊張に負けない自分になる|本番で力を発揮するコツ
「極度の緊張」のため、肝心な舞台でしくじる。 舞台度胸がないとか、練習が足りない …
-
-
当たり前に続けることが、「特別な力」になる。
中学、高校と、 6年間も練習をしまくったにも関わらず、 ピアノもギターも「残念」 …
-
-
「信じる勇気」を持てますか?
さまざまな現場で、さまざまな人と出会い、 教えてもらったことは本当にたくさんあり …
- PREV
- 解像度を上げろ!
- NEXT
- 集中力ってのは、訓練だ。
