「シンガー」というキャリアのゴールを描く
2017/10/10
プロを目差すシンガーたちには、それぞれのゴールがあります。
ゴールが違えば、歩むべき道も、また少しずつ違うもの。
ここを見誤ると、いらない回り道をしてしまうことがあります。
「プロを目差してます」と言えば、「本気の証明」と思いこみがちですが、
こんなに漠然とした目標はありません。
シンガーを目指す若者たちにとって、
時間と若さは、なにものにも代えがたい貴重な財産。
自分が目差すゴールはどこにあるのか。
そして、そのために、自分はどんな道を歩むべきか。
どんな覚悟がいるのか。
そんなことを、真剣に、徹底的に考えてみて欲しいと思うのです。
アーティストとしてプロを目差すのか、
スタジオミュージシャンを目差すのか、
バンドでやっていきたいのか、
ツアーサポートなどを目差すのか、
ライブ系ボーカリストがいいのか、
コーラスアーティストがいいのか、
ウェディングやお店などで歌う仕事をしたいのか、
ゴスペルなどのクワイアをやっていきたいのか、
はたまた、人に教える人になりたいのか・・・
ひとつ、ひとつが、全く違うキャリアです。
どんなにライブで場数を踏んでも、
それだけではデビューに至るのは難しいですし、
ライブシーンで実力を評価されても、
スタジオでは全く通用しない人もたくさんいます。
コーラスとして、どれだけ全国ツアーを回っても、
ソロアーティストとして声がかかることは、非常に稀です。
反対に、ソロアーティストとしてデビューしたという人でも、
スタジオミュージシャンとして実力を発揮したり、
ライブハウスを満杯にしたり、
セッションで大うけしたり、などなどが可能な人は、極一握り。
また、さまざまなステージで活躍した実力派シンガーが、
必ずしも、優秀な先生になれるとも限りません。
ゴールを見据えて、納得した上で、レッスンやキャリアを積んでいくなら、
それがたとえ、最短距離ではなかったとしても、
必ず自分の人生のプラスとなるはずです。
しかし、人に流されたり、深く考えずに、なんとなく行動していると、
あまり長いとは言えないステップアップの時期や、
人生にほんの数回しか訪れない、決定的なチャンスを逃さないとも限りません。
一口に音楽業界といっても、意外なほど棲み分けのようなものがあって、
芸能界寄りの音楽の世界にいる人と、いわゆる「音楽業界」の人は、
交わるところが少なかったり。
ロック系、ポップス系、R&B系・・・と、音楽の種類で、
知り合いの範囲が全然違ったり。
目的意識を持って、さまざまな人と出会うことも、
だからこそ、必要になるでしょう。
まずは、自分自身がどこへ向かいたいのか。
そのために、何をすべきなのか。
今自分がすべき最良のことはなんなのか。
できるだけ、具体的に描いてみましょう。
そのときに、年齢や、ルックスや、実力などなどで、
自分の思いを制限しないのも大切なこと。
所詮、人は、思い描けるゴールにしか到達できないのです。
今日紹介したひとつひとつのキャリアについては、
また少しずつ、わかる範囲で紹介しますね。
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