なかなか芽が出ないのは、ずどんといきなり成長するための準備。
毎日がんばっているのに、なかなか結果が出せない。
現在進んでいる道が正しいのか、時々不安でたまらなくなる。
そんな想いは、ミュージシャンを目指す若者だけでなく、
なにか叶えたい夢がある人なら、誰でも少なからず持つものです。
今日は、そんな想いを持つ人たちのために、私の旅の1シーンからのお話です。
京都で散策した竹林で、こんな、巨大タケノコに遭遇しました。
美しき竹林の、そこかしこににょきにょきと生えていた、
この巨大タケノコこそ、今日のお話の主役です。
竹は、4年間ほどかけて地下茎に力を蓄えてから、やっと地表に顔を出すといいます。
つまり、このタケノコ、よちよち歩きの赤ん坊ではなく、
満を持して勝負に出た、いわば、「準備オッケーな若者」。
それで、この「準備オッケーな若者」は、
地表に顔を出したとたん、一日に約1メートルの勢いで伸び、
2〜3ヶ月で、なんと20メートルに達するそうです。
つまり、私が見かけた、この巨大タケノコたちは、
おそらくは昨日〜一昨日まで、地面から見たら、
まったく伸びる気配もなかった場所から、
ずどんといきなり頭角を現し、
地上の先駆者たちに向かって、その存在感を存分にアピールしているわけです。
なんか、「ショーシャンクの空」を彷彿とするような、
小気味いい話ではないですか?
今は、地下茎に力を蓄えている時期なのだ。
目が出ないのは、いきなり20メートル、ずどんと成長するための準備なのだ。
そう信じられれば、焦ることなく、
日々、努力しつづけられます。
そんな風に希望にワクワクしながら、さらに竹林を見上げていると、
ふと、今度は、竹の身長がほとんど同じ高さなことに気がつきました。
調べて見れば、いきなり20メートル伸びた竹は、
一度20メートルほどに達してしまうと、それ以上、ほとんど成長しないというのです。
つまり、高みで悠然としている先駆者たちは、
成長が止まった、いわば成熟しきってしまったおとなたち、ということになります。
これは、地中でチャンスを狙う明日の成功者たちには朗報。
そして、オトナたちに対する警報でもあります。
Tables can turn.
ずどんと伸びる明日を夢みて、地下茎を蓄え続ける。
そして、伸びきってしまったと感じたら、次に芽吹くための準備を模索する。
旅はいろいろなことを教えてくれます。
関連記事
-
-
「無理」って言うな!
「限界」は自分が設定するもの。 これが、かれこれ、半世紀ほど人間を …
-
-
夢のカタチ
「将来的に、どこを目差しているの?」 ミュージシャンを目指す人に必ずする質問です …
-
-
死ぬほどしんどくなるくらい、やりたいこと。
音楽の道って、なんて苦しいんだろうって、 思っている人、たくさんいますよね? 歌 …
-
-
カルメンマキさんが、スタジオの丸窓から覗きこんでくれた日
間もなく高校3年なろうとしていた頃のこと。 女子校仲間と組んでいたバンドのライブ …
-
-
自分の「本気」が試されるとき
このブログを通して、ポジティブシンカーで、 挫折知らずのような印象を与えているか …
-
-
がんばり方は教えられません。
何年か前のこと。 レッスンにやってきた学生があきらかに練習した形跡がないので、 …
-
-
「できないこと」は「やらないこと」よりも、ずっとずっとマシ
「いつかやりたい」「いつかやろう」と思い続けていること、いくつありますか? &n …
-
-
「結局、誰よりも渇望した人間が・・・」
「なんで歌の学校なんか行くの? 歌なんか、習うもんじゃないでしょ?」 大学4年の …
-
-
まず、「やれます」と言ってみる。
「なんで英語で歌詞がかけるんですか?」と、 よく質問されます。 私はいわゆる帰国 …
-
-
上澄みをすくい取って「わかった気」にならない。~Singer’s Tips#21~
ちょっと昨日のブログの続編的なお話です。 ひとつの曲が生まれて、 受け手の手元に …
- PREV
- 「欠落」はことばではなく、行動で埋める
- NEXT
- 夢をかなえるためのすべて

