「○○っぽくないね。」と言われたときこそ、チャンス。
ハードなロックシンガーを目指しているのに、
「癒やし系だね」などと言われたら、
もちろん、あまり嬉しくはないでしょう。
一方で、萌え系アニメの声優さんを目差している人が
「ロックぽい、ドスのきいた声だね」
などと言われれば、悩んで眠れなくなってしまうかもしれません。
ポップスを歌いたいのに、「本格派だね」と言われたり、
ハイトーンヴォーカルを目指しているのに、
「君は低音の方が魅力的だね」などと言われたり・・・
人は言いたいように言いますから、
いちいち傷ついたり、
「それならやっぱり癒やし系歌った方がいいのかしらん?」
などと、ぶれていたのでは、もちろんどこにも行かれません。
世の中の人はなんでも、
ステレオタイプに当てはめようとするものです。
理由は、「その方が自分にとってわかりやすいから」。
ユニクロには庶民的な商品が並んでいて欲しいものですし、
ヴィトンだから、目の玉飛び出るようなバッグもありがたく感じる。
たいがいの人は、ラベルやタグを見て、商品の価値を判断しているのです。
しかしです。
「メタルを歌うのは、長髪でごつい、ハイトーンヴォイスの男性」
というステレオタイプに捕らわれていたのでは、
今や世界で注目の的になっている、
BabyMetalは生まれなかったでしょう。
もちろん、奇をてらうことがいいことだと言うつもりはありません。
どんな世界にも王道や正統派はありますし、
なんでもかんでも、人と違う事をやればいいということではない。
大切なのは、
1.既成概念に捕らわれないこと。
2.他人の尺度や価値観に振り回されないこと。
3.自分のやりたいことを、ただ、極めること。
「○○っぽくないね。」と言われたときこそ、チャンス。
自分を信じることでしか、前には進めないのです。
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