Pay it forward〜恩送り〜
今まで生きて来て、お世話になったなぁと思える人は、
何人ぐらいいるでしょう?
その中で恩人とも言える人は?
その人たちに、恩返し、できましたか?
育ててくれた親たちは言うにおよばず、
祖父母、親戚のおじさん、おばさんなどの血縁関係の人たち、
学校の先生、塾の先生、部活のコーチ、習い事の師匠、先輩、お医者さん。
仕事の上司、クライアント、先輩、同僚、メンターや友人などなどなど。。。
数え切れないほど恩を受けて生きて来て、
私たちは、では一体、どれだけお返しできたでしょう?
いつか、恩返しをしたいと思いながら
亡くなってしまった人、
音信不通になってしまった人、
関係性が変わって、もう会えなくなってしまった人・・・
結局、なんにもお返しできなかったなぁと思うほどに、
淋しいような、申し訳ないような気持ちになるものです。
そんなときに頭をよぎるのが、「Pay it forward」。恩送りということば。
お世話になった人たちへの恩は、きっと一生かかっても返しきれません。
彼らが教えてくれたこと、
見せてくれた世界、
会わせてくれた人たち、
連れて行ってくれた場所、
引き出してくれた可能性・・・
この人生に、特別な彩りと意味を与えてくれた人たちに、
どんなにがんばったって、
同じ重さ、同じ意味のあるお返しをすることなんか、きっとできない。
だから、Pay it forward。
次の世代に、その恩を返していくしかないのです。
先生たちがしてくれたように、生徒たちを信じ、育て、
先輩たちがしてくれたように、後進たちに技術や心、
世の中のしくみを教え、
師匠たちがしてくれたように、
道に迷った弟子たちの手をひき、未来を指し示し、
親たちがしてくれたように、
こどもたちに命と愛を与え、
それがかなわないなら、
次の世代を担う若者たちに、勇気と希望と、生きる力を。。。
Pay it forward。
どれだけの人の思いのおかげで、今の自分はここにあるか。
その恩を、次の世代に回していくために、今の自分には何ができるか。
そんな人生の棚卸しを、時々して、
感謝の気持ちと同時に、使命のようなものを確認することも、
大事なのではないか?
そんなことを思うです。
関連記事
-
-
人に年齢を言うのをやめてみる。
年功序列文化の日本人は、年齢をアホほど気にする。 「何才ですか?」からはじまる会 …
-
-
Now or never, my friend.(今を生きるのだ、友よ!)
大学生くらいの年頃の子たちと話していると、実によく、 「今しかできないんで」と言 …
-
-
視点を変えると価値観が変わる〜from USA②〜
ニューヨークに暮らしはじめて、真っ先に感じたのは身体の中に流れ込んでくる街の音。 …
-
-
手っとり早く「オーラ」を身にまとう方法
「なんか、あの人、オーラがある。」 「あの人がいると、そこだけが輝いて見える。」 …
-
-
「好きなことを仕事にできていいですね。」
「好きなことを仕事にできていいですね。」 はじめてこ …
-
-
ホンモノか?ニセモノか?
「あいつはホンモノだよ」 「なんか、あの子、ウソくさいのよね」 一般の人たちがど …
-
-
リスペクトくださいっ!
私の通った女子校には、なんとも不思議な風習がありました。 学校のある駅を降りた瞬 …
-
-
くよくよ凹んだ時に試してみるべきことのリスト
どうにも自己評価が下がる時、というのは誰にでもあるものです。 思ったように仕事が …
-
-
「あたり前」を極める
「自分があたり前にやっていることで、 他の人が絶対にマネできないことに注目しなさ …
-
-
は?この手がなにか?
昔からよく、「手」のことをいじられます。 フリーター時代、バイト先の店長に、「歯 …
- PREV
- 「あの人はうまい」といわれる歌とは?
- NEXT
- 「情報」との関係性を見極める

