大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

声帯さまってすごいんです

      2017/10/10

声帯ってどんなものか知っていますか?

声にトラブルを持ってお医者さんに行ったという経験のある人でもない限り、
自分の声帯を見たことのある人はなかなかいません。

ちょっとこちらに載せるには、あまりのルックスなので、
是非、「声帯」または「Vocal cord」で画像検索してみていただきたいのですが・・・

さて、この声帯さま(私は、そのあまりの素晴らしさに敬意を持って、「声帯さま」と呼ばせていただいてます)、一体どの位の大きさだと思いますか?

実は男性では1.7㎝〜2.1㎝、女性で1.2㎝〜1.7㎝といわれています。

こんな小さいのに、3オクターブから4オクターブの音を出すのです。3オクターブといえば、ほぼギターと同じくらい。
ピアノなら、手のひらを思いきり広げて、3つ分。

もちろん、声帯が高い音を出すときにいきなり10㎝も伸びるわけではないので、
コンマ何mmの世界で微妙に張りを調整し、音程を調節していることになります。

そんなこと、意識的にできますか?
もしも声帯の大きさの楽器があったとして、
その2㎝足らずの楽器で細かいメロディーやリズムを自由自在に刻むなんて、
どんな名人でも難しいと思いませんか??

そう。だから神なのです。声帯さまなのです。
私たちにできることは、声帯さまのお邪魔をしないこと。
ほどよい空気を声帯さまに送り込むこと。
そして祈ることだけです。

・・・声帯さま教っての、作りますか。。。

声帯さまに関する、さらにマニアックな情報を、今日のメルマガで書いています。
14時くらいに配信予定。
バックナンバーも読めますので、よろしければ是非こちらから登録してくださいね。

 

 

 - カラダとノドのお話, 声のはなし

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  関連記事

「できないこと」ではなく、 「今できること」に意識を向ける

うまく行かないときに、 うまく行かないところにばかりフォーカスすると、 本来でき …

カラダという楽器 〜 Singer’s Tips #9 〜

ピアノでも、ギターでも、 「さぁ、弾こう」という前に、 弾き手が必ずするのがチュ …

カムバックを狙え!

足を骨折したことがあるでしょうか? ギブスにすっぽりと守られて、 まったく動かせ …

とっさの時の声、出せますか?

日頃、衝動的に出そうになる声を押さえつけることが習慣化していると、 とっさの時に …

「自分ばかりがちっともうまくならない」~Singer’s Tips #2~

練習をやってもやっても、ちっともうまくない。 まわりのみんなは、どんどん上達する …

頼むから、自分の声、ちゃんと聞こえるようにしてください

歌う時は、いつだって、きちんと細部のニュアンスまで自分の歌が聞こえてくる環境で歌 …

「人前で歌うのが怖い」?

人前で歌う事に恐れを感じる人が多いのは、なにも日本人だけの話ではありません。 & …

フェイスシールドって、ハウりません?

ずいぶん昔のお話です。 サポートコーラスのお仕事で、 大きな会場を何本か回るとい …

声の変化と向き合う vol.2〜変化を受け入れ、味わい、楽しんだものが勝ち

「声の老化」についての第2回です。   第1回は、年齢を免罪符にせず、 …

歌を学ぶ人の3つのステージ

私は歌を学ぶ人には、 3つのステージがあると考えています。 ひとつめは楽器として …