「時間」
少し前までは平成生まれと聞くと、
隔世の感があって、がっくりきたものですが、
今やミレニアム生まれが続々とレッスンにやってくる時代。
ここ1~2年レッスンさせてもらっているアイドルグループ、
M!LKの子たちにも、ミレニアム=2000年生まれが3人もいます。
一方で、憧れていたロックスターや、
先輩ミュージシャンたちの訃報を聞くことも多くなり、
まさに諸行無常を実感しています。
時間って、なんなのでしょう?
「地球の歴史、46億年を1年に例える」という話を聞いたことがあるでしょうか?
1月1日に地球が誕生したとすると、
現生人類、ホモサピエンスが生まれるのは、
なんと12月31日の午後11時37分。
そして同じく12月31日の23時59分59秒に、
20世紀がはじまり、終わるそうです。
宇宙規模で考えると、私たちの一生は、
瞬きする間もないくらい、一瞬にしゅっと終わってしまうことになります。
その「しゅっ」の中に、どれだけの密度の喜怒哀楽が詰まっているか。
どれだけの幸福な時間と、どれだけの出会いが詰まっているか。
通り過ぎてしまった時間は、どこへいくのでしょう?
「しゅっ」と終わったその後は、私たちはどこへいくのでしょう?
今でも、鮮明に蘇る、数々のシーンが、
今もどこかで再生されているような感覚に捕らわれることさえあります。
時間や宇宙というものに対して、
完全無欠の明確な答えを持っている人はどこにもいません。
現代の科学の意味を根底から変えてしまう、
とんでもない発見が、これからなされないという保証は、
どこにも、一つもありません。
かつて、
「生まれてから死ぬまで、みんなただ、同じ場所で眠り続け、
夢を見ているだけなんだ」という内容の物語を読んだことがあります。
すべてが夢だとしたら、それは、希望なのか。
それとも絶望なのか。
そして、それは、今の「時間」という考え方と、
何が違うんだろうと、考えたものです。
答えは出ません。
ただ、わかっているのは、
知りうる限り、時間は前にしか進まないこと。
人の持ち時間には限りがあること。
人はひとつの時間軸しか体験できないこと。
何をしてもいい。
何もしなくてもいい。
ただ、可能な限り、その「しゅっ」が、
色彩と愛情と音楽と幸福と・・・ありとあらゆるワクワクで、
彩られていたらいいなと。
あなたの「しゅっ」も、私も「しゅっ」も、ね。
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