大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

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「曲を知らなければ演奏できない」

   

「曲を知らなければ演奏できない」
 

当たり前のことのようですが、
この当たり前が、全然できていないプレイヤーの卵たちが実にたくさんいます。

 

たとえば課題曲を与えられると、
自分のパートを覚えることに必死で、曲全体は二の次。
 
メロディさえちゃんと知らないまま、とりあえずそつなく演奏して、
ま、こんなもんですよね、という顔をしている。
 
自分たちが好きで演奏している曲も、
どの程度理解して演奏しているのか、疑問が湧いてしまうくらいです。
 
そんなメロディを知らないプレイヤーが、
先日書いたような、オケを聴かないヴォーカリストたちと相まって、
「アンサンブル」をやろうというのですから、かみ合うわけもありません。

 

歌もののアレンジは、通常、
いかにその歌のグルーヴやメロディを引き立たせるかにフォーカスして
組み立てられているもの。

アレンジを細部まで理解するのはもちろん大事ですが、
歌をきちんと知ることは、演奏する上での、そもそもの大前提なのです。

 

曲に対する理解力が、
プレイヤーの力そのものといっても過言ではありません。

 

優れたプレイヤーと演奏すると、プレイの中で、また会話の中で、
こちらが、反対に歌のことを教えてもらうことが多々あります。
 

アレンジの中の歌のあり方、
曲全体の意図、
楽曲にまつわるさまざまなうんちく・・・etc.etc.

 

「こんなこともわからないで歌っているの?」
「わかってないなぁ・・・」
 
などと言われると、ちょっぴり反省しながらも、
なんだかすごいプレイヤーと演奏させてもらっているんだなぁと、
ワクワクしたりするものです。

 

演奏の練習を始める前に、
まず曲を聴く。しっかり聴く。しつこく聴く。
メロディを覚える。一緒に歌えるくらいまで聞き込む。
 
楽器を持つのはそれからです。

 

プレイヤーとして頭ひとつ抜けたいなら、まずはそんな努力から。

 

聴けば聴くほど新しい発見があって、
びっくりするほど、演奏に深みが出るはずですよ。

 

 

以前投稿して、アクセス27000以上いただいた、こちらの記事も参考にどうぞ↓
『楽器を聞かないボーカリスト vs. 歌を聴かないプレイヤー』

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 - 「イマイチ」脱却!練習法&学習法

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