大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

人は、エネルギーに魅了されるのだ!

   

「音楽はエネルギー」

 

 

そんな風に考えています。

 

音楽に求めるものは、もちろん、みな違います。
同じ音楽を聴いても、受け取る感覚も違うし、呼び起こされる感情も違う。

 

送り手としても、表現したいことも、伝えたい感情も、
聞いて欲しい、見て欲しいポイントは、もちろん、もちろん、みんな違って。

 

しかし、何を伝えようと、何を受け取ろうと、
それを伝えているのは、「エネルギー」。

 

「好きだ」というエネルギー。

「一所懸命」というエネルギー。

「全身全霊」というエネルギー。

 

1人より2人の。

 

2人より、グループやバンド全員の。

さらにスタッフの。

そしてもちろん、オーディエンスの。

 

 

たくさんの人が集まれば、それだけ行き交うエネルギー量も倍増していく。

 

人は、エネルギーに魅了されるもの

 

光に吸い寄せられる昆虫たちではないけれど、
エネルギーがたくさん出ている人や物、場所に魅了され、吸い寄せられるもの。

 

だから、エネルギーを発する人には、どんどん人が集まってくるのです。

そして、人が集まってくるほどに、
さらに、その人のエネルギーが倍増していくわけです。

 

反対に言えば、エネルギーをいかに放出できるかが、
人を惹きつけられるかどうかの鍵を握っている。

 

「単に好き」より、「ものすごく好き」、もしくは「死ぬほど好き」。

「がんばってます」じゃなくて、「これ以上できないくらい自分を追い込む」。

「ちょっとしたこだわり」ではなくて、「徹底的、完璧にこだわる」。

 

エネルギー量は、かけた時間、体力、労力、想い、おそらくはお金にも、比例する。

 

中途半端なところ、「こんなもんでいいか」では、十分なエネルギーは出ないのです。

その程度のエネルギー量のものに、オーディエンスは引き寄せられない。
当然オーディエンスからもエネルギーを受け取れない。

 

まずは、日常の中で、徹底的にエネルギーをチャージして、
自分の放出するエネルギー量を増やすこと。
エネルギーのある場所に出入りすること。
エネルギーのある人と付き合うこと。
そして、ここぞという時に、
持てるエネルギーのすべてを、誰かのため、何かのために、注ぎ込むこと。

 

出し惜しみをしてはいけません。
エネルギーをセーブしようなんて思ってもいけません。

すべてを注ぎ込む。

持てるエネルギーのすべてを出し切れる集中力と体力も必要です。

 

心配しないでください。
出し切ったエネルギーは必ず何倍にもなって戻って来ます。

 

いつも最高&最大のエネルギーを発することができる人間でいられるよう、
今日も修行に励むのです。

4365807_s

 - 「イマイチ」脱却!練習法&学習法, 音楽

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  関連記事

関係性がつくれないから上達しない。

ここ数年、芸能事務所や音楽事務所の 新人育成ワークショップを担当させていただく機 …

「とにかくやる」

「やりたくないときほど練習をすると、やってよかったと思えるわよ」   …

焦燥感や無力感が、 明日の自分をつくるエネルギー

もしも、人間のカラダに、 「歌がうまくなるスイッチ」というものがついているなら、 …

それで、いい声、出せますか?

先日、とある生徒さんのレッスンをしていた時のこと。 ずいぶん小柄な彼女なのに、 …

英語の歌詞が聞き取れない!?

かつて、日本で発売される洋楽のレコードには、 ジャケットと同じ大きさの、大判の歌 …

「軸の弱さ」をなんとかする。~Singer’s Tips #13~

高い声を出すとき、どうしても上を向いてしまう。 大きな声を出す時は、なぜかクビが …

「あ!あれね」

人気コメディアン、マイク・マイヤーズ主演、 『ウェインズ・ワールド』という映画の …

「はい、はい。わかった、わかった。」

「あんた、あんたって、、、んん〜〜っもう、ったくぅ〜〜。 く・・・くやしいぃいい …

解像度を上げろ!

※本記事の内容を、現在の視点でアップデートした記事を公開しました。→ 解像度を上 …

音楽家なら必ず鍛えたい「耳」のお話

耳を鍛えることは、 曲を理解する上でも、楽器や歌の技術や表現力を磨くためにも、 …