何年「基礎練習」するよりも、1回の「本番」
何年「基礎練習」をするよりも、一回の「本番」がパフォーマーを上達させる。
学生たちの卒業ライブしかり。
アーティストたちの、コンサートやイベントしかり。
目の前に具体的なゴールを設定されれば、人は集中して取り組めるものです。
特に、そのゴールが、
自分にとって重要なものであるほど、
スタッフやファンの期待が大きいほど、
そして、失敗できない、大切なものであるほど、
突然、劇的に上達したり、
思いもよらないパワーが出せるようになったりという、
嬉しい誤算があるものです。
ただし、こうした特別なイベントの際に、マジックやミラクルが起きるのは、
あくまでも地道なトレーニングという下地あってのこと。
日頃、地道に地道に、地力を育てているからこそ、
ポンとあるレベルを超えることができる。
毎日火事場の馬鹿力を出していたら、カラダも故障するでしょう。
売れっ子になるほどに、本番と基礎練習のバランスは難しくなるものですが、
だからこそ、その大切さを心にとめて、
何とか時間を作って、基礎トレーニングに励む。
そうすることで、次の「本番」で、
またふわっと自分自身の限界を塗り替えられるのです。
Let’s do it!
関連記事
-
-
「自分の声の地図」を描く
「あなたの音域はどこから、どこまで?」 「え?」 「高い方はどこまで出るの?下は …
-
-
知っていること vs. わかること vs. できること
知っていることと、わかっていることの間には、大きな溝があります。 …
-
-
ピッチをよくする練習。
「ピッチ悪いね」 歌を志す人が投げ掛けられる苦言で、 これほど辛く、 途方に暮れ …
-
-
人間がカラダをつかってやることの基礎って、すべて同じなんだ。
うん十年ぶりにスキーというものに出かけてきました。 ぶっちゃけ、学生時代に友だち …
-
-
「迷い」に耳を貸さない覚悟
「これだ!」と閃いて、 ワクワクはじめたはずなのに、 なぜかうまくいかない、 こ …
-
-
「ピッチが悪い!」を直すロジカルシンキング
「ピッチが悪い!」 年間通して、いや、1週間に、 このことばを、何回口にするでし …
-
-
カバー曲の歌唱にオリジナリティをプラスする3つの方法
「オリジナリティ」と「クセ」は紙一重です。 「オリジナリティあふれ …
-
-
クリスマスソング、何曲ちゃんと歌えますか?
Merry Christmas! クリスマスのうきうき感は、 イル …
-
-
とにかく歌う。毎日歌う。それを続ける。
生まれて初めて包丁を持つときは誰だって、 なんのことはない作業、 例えば、単に「 …
-
-
「自分のことば」になってない歌詞は歌えない!
役者さんがしばしばつかうことばに「セリフを入れる」というのがあります。 この「入 …
- PREV
- 人は、エネルギーに魅了されるのだ!
- NEXT
- 「人生のピーク」なんて、死ぬまでわからない

