大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

何年「基礎練習」するよりも、1回の「本番」

   

何年「基礎練習」をするよりも、一回の「本番」がパフォーマーを上達させる。

 

学生たちの卒業ライブしかり。

アーティストたちの、コンサートやイベントしかり。

 

目の前に具体的なゴールを設定されれば、人は集中して取り組めるものです。

 

特に、そのゴールが、

自分にとって重要なものであるほど、

スタッフやファンの期待が大きいほど、

そして、失敗できない、大切なものであるほど、

 

突然、劇的に上達したり、
思いもよらないパワーが出せるようになったりという、
嬉しい誤算があるものです。

 

 

ただし、こうした特別なイベントの際に、マジックやミラクルが起きるのは、
あくまでも地道なトレーニングという下地あってのこと。

 

日頃、地道に地道に、地力を育てているからこそ、
ポンとあるレベルを超えることができる。

 

毎日火事場の馬鹿力を出していたら、カラダも故障するでしょう。

 

売れっ子になるほどに、本番と基礎練習のバランスは難しくなるものですが、

だからこそ、その大切さを心にとめて、
何とか時間を作って、基礎トレーニングに励む。

 

そうすることで、次の「本番」で、
またふわっと自分自身の限界を塗り替えられるのです。

 

Let’s do it!

9113314_s

 

 

 - 「イマイチ」脱却!練習法&学習法

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  関連記事

『やらなきゃいけないとわかっていても、 なかなか続けられないことを、続けるヒント』

「練習時間、なかなか取れないんですよね〜」 「こういうのって、どこで練習したらい …

「限界ギリギリの定番曲」をいきなり歌う。

練習はルーティンからはじめる、というのは、 どんなスポーツでもおなじではないでし …

同じ音を、同じ音色、同じ音圧で、 100発100中で出す

人間のカラダは「まったく同じ音」を2回以上出すことはできない楽器。 そんなことを …

「切り替え」と「集中」で精度を上げる!

インプットとアウトプットを、 高い精度で両方一度にこなせるという人は 一体どのく …

「やる気はあるのにできない症候群」の処方箋

「練習しなくちゃいけないってわかってるでしょ? やらないと、できなかった自分に落 …

基礎を忘れるために、基礎を学ぶのだ!

ボイトレが一番チカラを発揮するのは、すべてを忘れて、表現に没頭するとき。 フォー …

「私のカラダはギターには向いていないんだ・・・」

高校時代、ギターリストを目差していた頃のお話。 クラプトンに憧れて、黒いストラト …

no image
「つもり」はあくまでも「つもり」

ボーカリストがカバー曲を練習するときに大切なこと。 1.オリジナルをよく聞いて、 …

結果が出るまで、やる。~SInger’s Tips #14~

高い声が定着しない。 声量がいまひとつ上がらない。 ピッチがなかなか安定しない。 …

知っていること vs. わかること vs. できること

知っていることと、わかっていることの間には、大きな溝があります。   …