「どうやったらライブにお客さん、来てくれますかね?」
2016/10/27
「MISUMIさ〜ん。どうやったらライブにお客さん、来てくれますかね〜?」
ライブ活動にいそしむ若者にとって、いや、若者じゃない人にとっても、
集客はもっとも頭の痛い問題でしょう。
若者たちの出るようなライブハウスの多くがノルマ制ですから、
チケットがノルマ分売れないと、
自腹でチケット代を払わなくてはいけなくなります。
ただでさえ、リハ代などなどでお金がかかっているのに、
ライブをやっても、お金が出ていく一方。
ライブ活動をするためにバイトをしているような子も、大勢いるようです。
そんな学生に時折、冒頭のような質問をされます。
「どうやったらライブにお客さん、来てくれますかね〜?」
はい。
そんな方法あるんなら、こっちが教えてもらいたいくらいです(^^)
集客に頭を痛めるのはプロだって同じことです。
大きなホールを毎回ソールドアウトにしているようなアーティストでさえ、
チケットの売れ行きは、毎回ふたを開けてみなければわからない。
大物アーティストの武道館クラスの大箱のコンサートで、
公演1〜2週間前になってもチケットがさっぱり売れず、
結局、直前に関係者を招待しまくっても席はガラガラのまま・・・
なんて話も、そんなに珍しいことではありません。
腕の善し悪しや、プロかアマかや、
メジャーデビューしている、していないは、
ライブの集客とは直接関係のないお話です。
もちろん、メジャーデビューすれば、
雑誌、ラジオくらいの露出はありますが、
それイコールファンが増えるとは限りません。
雑誌の片隅の新人アーティストの記事を見て、
気になって音源をチェックする、なんてこと、
どのくらいの頻度でありますか?
まして、「ライブに行こうっ!」まで思いますか?
ある程度キャリアを積むと、
お店に「ライブしない?」と呼んでもらえるようになります。
もちろんノルマはありません。
プロが集まって演奏するセッション的なライブの場合は特に、
バンマス以外はみんな「呼んでもらった感覚」ですから、
集客に力も入りません。
いい気になって、ちゃんと宣伝しなかったら、
ライブに来てくれたお客さんの数より、
ステージ上のメンバーの方が人数多かった、なんてことも普通に起こります。
まだSNSも無かった時代、
関西のミュージシャンとバンドで西日本を旅していたときなど、
何時間もかけて金沢や福井まで移動したのに、
肝心のライブのお客さんが5人、6人なんてことも何度も経験しました。
一方で、あまりライブの機会のないアマチュアのミュージシャンの方が、
びっくりするほどお客さんを集めていたりします。
知り合いのアマチュアバンドがライブをするというので、
遊びに行ったら、スタンディングも出ているくらい大盛況で、
どうやったらこんなにお客さん集まるんだろうって、
真剣に悩んだことさえありました。
そんな話を当時のバンド仲間に話したら、
「オレはさ、お客とか入るかどうかよりも、いい音楽やる方が大事なわけ」
と言う答えが返ってきて、
ひどくがっかりしたこともあります。
「著者は、本を書く努力と同じくらい、売る努力をしなくてはいけない。」
これは出版業界でよく言われることばです。
いいライブをするからお客さんがくるのではない。
プレイヤーがうまいから、お客さんがくるのでもない。
集客に熱心になれるかどうか。
いい音楽をやるのと同じくらい、
やっぱり、とっても大切なことなのではないか?
お客さんをいつでもいっぱいにする王道などは、
きっと誰も知らないことですが、
少なくとも、ライブが決まったら、最低限、やるべきこと3つを、
自分のための確認メモとしても、書いておこうと思います。
1.ライブがあることをきちんと知らせること
知らないライブには行けません。
SNSに書き込めば、みんな見ていると思ったら大間違いです。
主だったお客さんには直接メールやメッセージを送ることも大事です。
2.ライブの日程など、忘れられない工夫をすること
SNSのタイムラインは、刻一刻と変化しています。
定期的にお知らせを流す。
ことあるごとに、ライブの話題に触れる。
紙のチラシやDMなどをつくる、アナログな方法も、やはり有効です。
3.足を運びたくなる仕掛けをつくること
限定のプレゼントをする。
新曲を発表する。
その日だけ、バンドメンバーがファンと交流する。。。
あの手この手とがんばっているバンドはたくさんいます。
お客さんをたくさん集めるバンドの活動には、
ヒントがたくさんあります。
いかがでしょう?
「いやいや、そんなんじゃ甘いですよ。
ライブ満杯にする秘訣はね・・・」
な〜んて秘伝の技をお持ちの方は、
是非、メッセージをくださいませ!!(^^)))
明日発行予定のメルマガno.124 は、前回に引き続きまとめ記事。
これまで書いてきた記事の中から、「リズム」に関する記事のまとめをお送りします。バックナンバーも読めますので、よろしければ是非こちらから登録してくださいね。
関連記事
-
-
一生ヴォイストレーナーのいらない人になる。
「歌なんか、人にならうもんじゃないだろう。」 そんなことばをどれだけ言われてきた …
-
-
「最高の一瞬」を刻むのだ!
人と時間ってのは不思議なもので、 好ましい現時点から、それが終わりとなる未来のあ …
-
-
「これ、誰歌っているの?」と思わず聴いてしまうデモの歌唱とは?
「このデモ、誰が歌ってるの?」 初期のスタジオのお仕事は、すべて、 …
-
-
「プロの理想」を押しつけちゃいかんのだ。
その昔、一緒に曲をつくるためよく入り浸っていた友人のギターリスト・K氏の家には、 …
-
-
コンプレックスは、がんばれない言い訳。
人間のコンプレックスってのは、いやもう、他の人が見たら、本当にどうでもいいことで …
-
-
「環境を変えれば、夢が叶う」と思っていませんか?
「やっぱり、歌う夢を叶えたいんです!」 そんな風に熱く語る人に、最近、とてもよく …
-
-
「カッコいいもの」と、それ以外
音楽学校などで、 「この曲を練習してきて」と課題曲を渡すと、 「この通り歌わなく …
-
-
自己表現のための”自分アバター化作戦”
かつて、ハワイ出身の日系アメリカ人女性シンガーに、 英詞の提供をしたことがありま …
-
-
最後は「自分の声」を聞くのだ。
「MISUMIサンはね、 もっと、自分じゃ恥ずかしくって赤面するくらい、 下世話 …
-
-
「学び」とは、夢を叶えるためにあるのだ。
「先生はさぁ、こどもの頃、何になりたかった? パイロット〜?それとも、プロ野球選 …
- PREV
- 「やりたいことなのにがんばれない」の7つの理由
- NEXT
- 「これ、誰がOK出したの?」
Comment
一つ重要なのは、来てくれたお客さんに「あ~、楽しかった☆」と言わせるようなライヴをやることでしょうね。
「楽しかった、来てよかった」と思ったお客さんは、自分から「次はいつやるんですか?」とか「絶対、またやってください」とか言ってくれたり、次は仲間を連れてきてくれたりしますよね。
時間はかかりますけど、この積み重ねが重要であるように思ってます。
アントニオ猪木が日本プロレスを追放されて新日本プロレスを旗揚げしたときは、いろんな悪条件の中、「見に来てくれたお客さんをファンにして返す」に努力したわけです。
まあ、この「楽しい」の意味を勘違いして、おかしなことをやるケースも多いわけではありますが、そのあたりは本当に集客したいなら、自分の脳みそで必死になって考えるべきことでしょう。