大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

幽霊会員ビジネス?

   

これまで通ったジムやダンススクールの数は、
15〜20の間というところ。

この年齢にして(詳細問い合わせ不可)この数字が多いのか、そうでもないのかはともかくとして、その数に、少なくとも6ヶ月分〜1年近い幽霊会員期間と月会費をかけ合わせた金額が、私が「幽霊会員ビジネス」に貢いだ金額です。

ざっくり計算すると、100万円・・・150万円?いや、もっとかもしれません。

 

どんなジムでも、登録している会員全員が毎日通って来たら定員オーバーでパンクするそうです。

だからこそ、通ってこないのに、お金だけはせっせと貢いでくれる、上客中の上客、幽霊会員さんをいかにたくさん抱えられるかが、ビジネスとして成功するかどうかの鍵だとか。

 

そもそも幽霊会員って、なりたくてなるわけじゃありません。
なんだか運動不足が気になるわ、ちょっと最近太ってきたわ、と感じがちな季節になると、前々から気になっていた近所のジムでなんかしらのキャンペーンが催されます。

体験無料!入会金ゼロ!初月会費無料!

そんな魅力的なことばが並ぶチラシに引き寄せられて、出かけてみる。

四方を鏡で囲まれた空間には、「幽霊会員」とは無縁のスポーツ男女がいて、ぴったぴたのウェアで包んだ見事なカラダで、きらきらと汗をかいている。

 

ぼてっとしたジャージ姿の、化粧っ気もない自分のイケてなさに凹みながら、マシンをつかえば、一番軽いウェイトでも持ち上がらない。
腹筋をやれば、まったく上半身が持ち上がらない・・・

 

へこたれたところに、ジムのおねえさんやおにいさんが、やけに白い歯で、「3ヶ月あれば目標達成可能ですよ」などと言ってくれば、イチコロです。

 

ところが、入会したばかりの高揚感がつづくのはせいぜい数ヶ月。

やがて、自分の中でジムよりも優先順位の高い出来事が発生し、

行きたくても思うようにスケジュールが取れなかったり、
いくつもりで出かけたのに、別の用事をするうちに時間がなくなったり。

そんなことが数回続くうちに、フラストレーションからどんどん情熱が冷めてしまいます。

 

 

仕事が落ち着いたら行こう。

またモチベーション上げよう。

 

・・・そう思ううちに、気づけば1ヶ月。3ヶ月。。。半年。。。

 

通えなくなった時点で、とりあえず一旦仕切り直せばいいのですが、
そこは人間。

頭の中で、「ジムに通う人はカッコいい人」「ここでやめたら二度と痩せられない」という思いが浮かぶのと同時に、

ここ数ヶ月通わずに払ったお金がもったいないから、
また通って元を取らなくちゃ、などと思ってしまう。。。

 

幽霊会員ビジネスは勧誘に弱くて、意志が弱い、ついでに数字に弱い、私のような人たちのおかげで成り立っているわけです。

 

この時代、幽霊会員ビジネスはジムのようなリアルな世界だけでなく、ネット上にも山のようにあります。

 

情報サービスや、クラウドサービス、SNSやゲーム、会員サービスなど、ポチッポチッと会員になれてしまうサービスに、いったいいくら払っているのか。

毎月100円とか、300円とか、たいして気にならない金額なだけに、払っていることすら忘れてしまうこともあります。

 

 

ひとつひとつ、1ヶ月1ヶ月はたいした金額ではなくても、
いくつもあって、それぞれ長期にわたれば、金額もばかになりません。

なにより、あれどうしたんだっけ?と思うだけでもいらっとします。

 

年に1〜2回は会員制サービスの断捨離をすること。

現代社会の鉄則かもしれません。

 

というわけで、MTLにたくさん会費を納めてくださったのに、通い切れていない幽霊会員のみなさま。

弊社のプライベートレッスンには有効期限はありません。

是非ご連絡くださいね〜(^^)

47402579 - young people training in the gym

 

 - Life

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  関連記事

「は?マスクって、なに?」

数年前にロンドンにひとり旅をしたときのこと。   そもそも旅の準備は周 …

自分を好きになるということ。

こどもの頃から、 自分じゃない人間になりたいと思っていた年月があまりにも長くて、 …

自分の中心を確認する

やらなくちゃいけないことが多すぎる。 会わなくちゃいけない人が多すぎる。 忙し過 …

自分の「スタイル」を持つ

昔のミュージシャンは、ひとつのバンド、1枚のレコードを、 それはそれはこだわり抜 …

「思いきりOFF」で、効率をあげる。

「休みの日には思いきり休みなさい」と、みんなに言っています。 たまりにたまった雑 …

視点を変えると価値観が変わる〜from USA②〜

ニューヨークに暮らしはじめて、真っ先に感じたのは身体の中に流れ込んでくる街の音。 …

50分の2の法則

「世の中の“おもしろいヤツ”、“デキるヤツ”の存在確率は50分の2である。」 高 …

「迷い」に耳を貸さない覚悟

「これだ!」と閃いて、 ワクワクはじめたはずなのに、 なぜかうまくいかない、 こ …

予定調和をぶっ壊せ!

どんなにイケててカッコいい人にだって、 だっさい時代やダメダメな瞬間は絶対あった …

いつでもどこでも、歌あればこの世は楽し。

欧米人の友達に、「あなたは歌ったりしないの?」と訊ねると、 よく返って来ることば …