行き詰まりを感じたら、まず「行動」。
火曜日からワーケーションで伊豆に来ています。
環境が変わったせいか、
過去を振り返ってみたときに、
見える景色が違います。
そもそも、
人間が一生のうちに経験できることなんか、
限られている。
まして、文章にしたり、
曲にしたりしたくなるような、
特別な体験は、ほんの一握り。
ことあるごとに、
その「一握りの特別な体験」を
違う角度から切り取って、
解釈して、
新しい感情を呼び覚まして、
音楽や文章にしていくことになるわけです。
こういう作業を何十年もやっていると、
どんなに頭を柔らかくしているつもりでも、
同じような感情や感覚、
表現しか取り出せないような気がしてきます。
いわゆる「ネタ切れ」状態です。
そんなときは、
新しい体験を求めて、
旅に出たり、人に会ったり、
なにかを始めたりと、
「行動する」のが王道。
もちろん、
何十年も生きてきて、
ほんの一握りしか手に入れられなかった
「ネタに値するできごと」に
そう簡単に出会えるわけはありません。
しかし、新しい出会いや体験に、
未知の感性が刺激され、
新たな切り口、視点が見出される。
同じものを見ても、
同じことを思い出しても、
意味づけが違う。
着眼点が違う。
生まれてくる感情が違う。
同じ曲を聴いても、
同じ歌を歌っても、
肌触りが違う、
口当たりが違う、
取り出される感覚が違う。
新たな刺激と従来の素材が化学反応を起こして、
新しい作品やパフォーマンスが生まれるのです。
新たな行動を起こせば、
思いも寄らない「特別な体験」と出会える確率も、
格段にあがります。
いずれにせよ、
「行動」は、
クリエイターにとって、
パフォーマーにとって、
必要不可欠なことなのですよね。
旅に出る。
本を読む。
アートに触れる。
生の音楽に触れる。
未知の人と出会える場所に行く。
表現力の行き詰まりを感じたら、
悶々と悩むより、まず行動。
長年かけてみつけた、
私の答えです。

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