手癖でやらない。 慣れでやらない。
ここ数年、
自分というコンテンツを最後の一滴まで、
言語化、文字化、映像化して絞り出すつもりで、
発信を続けているわけですが、
どういうものか、
絞りきって、
いやーー、もうないわ。
ないない。
カンラカラ。
と、思った次の瞬間に、
なーんか、パカッと、別の箱が空くというか、
あら、まだここにもあったのね、
という感覚がやってきます。
そういえば、
お仕事させてもらったアーティストたちも、
「こんなに曲ばっかり書け書けって言われたって、
書けるわけないですよね?
もう、すっからかんですよ。」
とか、
「自動販売機じゃあるまいし、
そう簡単にぽんぽんぽんぽん、歌詞なんか書けないですよ。」
と、ぶーぶー言ってたくせに、
気がついたら、素ん晴らしい曲を発表していた、
なんてことが、よくあったっけ。
どんな人の脳でも、
その100%の力が発揮されたら
とんでもないことが可能になるといわれるけれど、
これもそういうことなのか。
それとも、いわゆる例の、
「集合意識」に通じる道が開けるということなのか。
いずれにしても、
「最後の一滴」というのは、
死ぬまで絞りきれないのかもしれません。
手癖でやらない。
慣れでやらない。
そして、時には、自分の手持ちのカードを、
ばーっとテーブルの上に広げて、
洗いざらい全部開示してみると、
いきなり、
新陳代謝というかメタモルフォーゼというか、
そんな進化が自分の中で起きて、
また、新しいものが生まれる気がしています。
MTL Online12のYoutube公開は、
いきなり、思いついて、
いきなり、心が決まりました。
なんかのメッセージだと受け止めて、
即行動しました。
そういえば、「ふと」って大切にしなくちゃだめよって、
とある霊能者さんが言ってたっけ。
新しい扉が開いたら、
また、一から、はじめようと思います。
『自分が伝わる声ヂカラ』(ディスカヴァー)のイラストより。画・MISUMI
◆MTL Online教材をYoutubeで公開していきます!
興味がある方はチャンネル登録をどうぞ。
◆悩みを抱えるシンガーたちのための中上級者向けワークショップ、MTLネクスト。2021年2月に第2期を開講!
関連記事
-
-
セルフイメージは声に出る
歌のレッスンをしていると, 歌う前から、「歌えない」「失敗する」と決めている人に …
-
-
迷ったら「続ける」、迷ったら「始める」
「今の仕事を続けていても、なんにもならないんじゃないか?」 「この人間関係を続け …
-
-
スポットライト
大学3年の時、18段変速の自転車を手に入れました。 舗道でも、車道でも、山道でも …
-
-
情報か?経験か?
生まれて初めて弾いたギターは、 姉が持っていたクラシックギターでした。 中学入学 …
-
-
「いつものあれ」でお願いしますっ!
ずいぶん前のこと。 たまたまつけたテレビに、 ホイットニー・ヒューストンが出てい …
-
-
ホンモノか?ニセモノか?
「あいつはホンモノだよ」 「なんか、あの子、ウソくさいのよね」 一般の人たちがど …
-
-
年齢の制限なんか、単なる幻だ。
中学のときのこと。 当時、クラスで常に成績の1〜3位の上位を争っていた、仲のよい …
-
-
それでも私は行かねばならぬ。
意味なんかない。 意義だってない。 誰かのために、というわけではない。 自分のた …
-
-
年齢は、ただの数字。
先日、外国人の友人家族とスキー旅行に出かけた時のこと。 「ホテルに泊まるのに、な …
-
-
ボーカリストが20代のうちにやっておきたい10のこと
10代、20代のアーティストたち、学生たちを見ていると、 彼らの脳や肉体の柔軟性 …
- PREV
- 「バンド、やりたいんですけど・・・」
- NEXT
- ロックはエネルギー!