大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

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「軸の弱さ」をなんとかする。~Singer’s Tips #13~

   

高い声を出すとき、どうしても上を向いてしまう。
大きな声を出す時は、なぜかクビが前に出てしまう。

踊りながら歌うと上半身がガチガチになるし、
高揚するとピッチが全然あわなくなる。

シャウトすれば、苦しそうな声になり、
楽器を弾いていると、口元がマイクからずれてしまう。。。

これらはすべて、
「軸の弱さ」からくる問題です。

スポーツ経験のある人なら、
軸の大切さは説明しなくてもわかるでしょう。

ぶれない軸があるから、
リラックスした状態で、
スターティング・ポジションに立てる。
必要な筋肉だけが、柔軟に、
最大の力を発揮してくれる。

バットを振ろうと思った瞬間に、
クビに力が入れば、
カラダはうまくひねれません。
打点もぶれるでしょう。
パワーも落ちるでしょう。
最悪、ケガをすることも考えられます。

格闘家は、どれだけ闘志を前面に出しても、
カラダが固まることはありません。
固まればパフォーマンスが下がります。
スタンスがぶれれば、エネルギーは分散します。

発声は運動。
歌はスポーツ。

最大限の力を発揮できるカラダのコンディションは、
アスリートとおなじです。

どんな思いも、どんな芸術も、
表現するすべがなければ、
ただの夢想です。

身体能力、技術力の追いつくことしか、
表現できないのがシンガー。プレイヤー。

「ノド」という部品だけで、
歌が歌えるわけではありません。

ヴォーカリストは、
アスリートとおなじくらい、
身体能力が問われるものなんです。

修行ですね。
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