行動のパターンを変えると思考が変わる
6日ぶりの更新です。
丸2年前、思いを新たにブログに取り組もうと決心して以来、
こんなにお休みしたのははじめてて、
正直、1〜2日は心落ち着きませんでした。
実は、4~5ヶ月ほど前から首の痛みに悩まされていました。
いろいろ治療を試みたのですが、どれもうまくいかず、
痛みはひどくなるばかり。
酷い時は頭痛にまで発展し、鎮痛剤のお世話になっていました。
それが、久しぶりにお世話になった中国鍼灸の名医のおかげで、
びっくりするスピードで回復に向かっているのです。
その先生曰く、
「PCから離れていなさい。原因は、それだから。」
いやいや、先生〜。
私の仕事、PC命なんですよぉ〜。。。
とはいえ、レッスンにもパフォーマンスにも、差し障るレベルの痛み。
一日も早くよくしたい。
というわけで、義父の元への帰省中、PCを開くのをやめてみました。
当然、行動のパターンはまったく変わります。
朝起きる→PCに向かう→レッスン→PCに向かう→レッスン→PCに向かう→ごはん→PCに向かう→寝る・・・
日によって、「レッスン」が「大学」だったり、
「打ち合わせ」や「リハーサル」、
「収録」だったりするだけで、
ONの日のスケジュールはほぼこのパターン。
毎日14時間くらいは働いているイメージです。
それが、夏休み中は、
朝起きる→ごはん→寝る
この合間がざっくり空っぽになりました。
「空間」があると、新しい思考が流れ込んできます。
なにかに集中したいときは、
この「新しい思考」が邪魔になるときもありますが、
探しても探しても答えが見つからないときや、
さまざまな角度から思考を進めているつもりでも、
一定のパターンから抜け出せないようなときは、
新しい視点、新しい思考が景色をいきなり変えてくれます。
例えば、あるものを徹底的に観察して、研究して、
すべてをわかったような気になっているとき。
ふと、研究の手を止めて、
ぼ〜っとそのものを俯瞰しているうちに、
自分が、それを持ち上げたことがなかったことに気がつく。
あるいは、それを口に入れてみていなかったことに気づく。
持ち上げてみたら、円柱だと思っていたものが、実は筒だったり、
口に入れてみたら、メロンに見えていたものが、実はろうそくだったり。
そんな気づきから、新たな発想や思考が生まれるのですね。
そんなわけで、
いろんなものの空洞や本質に気づく時間となった夏休み。
おかげさまで首も、後一歩のところまで回復したように思います。
明日から、またバリバリがんばります。
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