テクノロジーから逃げない
機械音痴だというつもりはありませんが、
性格的に緻密なことが無理なようで、
というか、チェック機構がエメンタールチーズなみに穴だらけなもので、
定期的にいろいろやらかしては、みなさんにご迷惑をかけます。
ありがたいことに、これまで、
いつも近くに機械、機材に詳しい人がいて、
手取り足取り、何かと教えてもらって生きて来ました。
生まれて初めて、ステレオをいじる許可をもらったのは、
確か中学1年の時。
造園設計をやっていた叔父が実に丁寧な図を描いて、
根気よくつかいかたを教えてくれました。
当時はレコードでしたから、
レコードの拭き方から、針の扱い方、アンプの設定まで、
はじめのうちは、叔父の描いてくれたインストラクションを片手に、
緊張しながら機械をいじったものです。
生まれて初めてPAというものを触ったときは、
当時のボーイフレンドくんがつきっきりで教えてくれました。
「アンプのinputとデッキのoutput、
アンプのoutputとデッキのinputをつなぐんだ」
あたり前のようにできるようになった今でも、
アンプとデッキをつなげるときは、
そのことばを頭の中でリピートしながら取り組みます。
マルチ録音機器について、
丁寧に、これまた図解しながら教えてくれた人がいて、
シーケンサーの扱い方や、
簡易的な打ち込み法を指南してくれた人がいて・・・
やがて機材はPCオンリー、という時代がやってきて、
今度はLOGICを、なんとマニュアルを出版している大先生に、
これまたつきっきりで教えてもらいました。
ここ10数年は、機材も、ソフトも、
わからないことは、「よろしく」しちゃえる人がいらっしゃるので、
ちょっと音楽機器からは遠ざかっていますが、
今度は、PC関係のソフトやアプリを学ばなくてはならなくなって。
マニュアル首っ引きで取り組んだり、
周囲の方に丁寧に教えてもらったりしているのですが、
pages、パワポ、ワード、FileMaker、エクセル、photoshop、ワードプレス・・・
dropboxにクラウドにapplemusicにItunesに・・・
いやぁ〜ん。もうわからんっ!
もともと理系とは正反対なポジションで生きていた私としては、
最早あっぷあっぷです。
しかしね。
これまでの自分の歴史を振り返れば、
テクノロジーから逃げ出さず、
真摯に教えを乞い、
最低限のことができるよう取り組んできたおかげで、
そして、根気よく教えてくれた先生たちがいてくれたおかげで、
運を切り開いてこられたとも言えます。
テクノロジーは、日進月歩。
退化することは、あり得ません。
年齢と共に、新しいことを学ぶことはしんどくなります。
一旦、背を向けて、逃げ出してしまったら、そこでゲームオーバー。
最先端を追いかけるつもりはありませんが、
それでも、完全に取り残されれば、
いつか、新しい世界の扉を開けなくなります。
古き良き時代を懐かしむ気持ちは、私にもあります。
しかし、かつて、電話や手紙やパスポートが開いてくれた、
ドキドキ、ワクワクへの扉を、
今、開いてくれるのはテクノロジーなのだとしたら、
やっぱり、いつまでも、せいぜい鍵のありかくらいは、
見つけられる自分でいたいなと。
そんな風に思いながら、今日もPCに向かうのです。
関連記事
-
-
テクノロジーは「交通手段」のように 付き合う。
歌を志した21〜22才くらいから、 周囲のおとなミュージシャンたちのオススメに素 …
-
-
「なり方」なんて、きっとない。
「普通の人とおなじことしてたんじゃ、何者にもなれないでしょ」 ボイトレに通って …
-
-
「本屋を探しても答えがみつからなかったら、そん時はお前がその本を書け」
「わかないこと、知りたいことがあったら本屋に行け。 世の中には、お前とおんなじよ …
-
-
不安を煽る「洗脳営業」に騙されない!
心が弱くなる時というのは誰にでもあります。 不安なとき。 自信が揺らいでいるとき …
-
-
「人に頼れない」という「あかん」を返上するのだ!
こどもの頃から、一匹狼というか、(こんな顔なんで、一匹タヌキを自負しているわけで …
-
-
誰に話しても「ウソぉ〜」と言われるOnline映像制作秘話①
MTLオンライン12というオンライン講座を作り上げ、 やっとスタートにこぎつけた …
-
-
おかえりっ!「いいね」!
今年のはじめ、専門家の方に勧められるままに、 ブログのSSL化を依頼し、作業が完 …
-
-
人生で大事なことは、みんなバンドから教わった
バンドって、うまく行ってるときは、 「これほど素敵なものはない!」と思えるくらい …
-
-
若さのエネルギーなんて、誰だって持ってるし、誰だって失う。
あれは中学1年の頃。 美術の時間になると、 テストの成績の1位〜3位を、 常に争 …
-
-
Keep on Dreaming!〜夢を叶える決意
エアロスミスのヴォーカリスト、 スティーヴンタイラーがステージでこう叫びました。 …
- PREV
- やっぱ、近道はないのよね
- NEXT
- 「自分のことば」になってない歌詞は歌えない!

