鈍才は総合力で勝負なのだ
【生まれてこの方、真面目に練習なんかしたことがない」という天才がいます。
こどもの頃からスター街道まっしぐらで、
物心ついた頃から芸能界にいて、
生涯を有名芸能人で終える、という人もいます。
歌舞伎の名門の家に生まれる人もいれば、
有名ミュージシャンのこどもに生まれ、
有名ミュージシャンに囲まれて育ったという人もいるでしょう。
もちろん、才能に恵まれたり、
恵まれた環境に生まれ育っても、
それらを生かせないまま、終わっていく人もたくさんいるわけですが、
才能にも環境にも恵まれない人たちに比べれば、
成功する確率や可能性は、圧倒的に高いことは、
想像に難くありません。
平凡な家庭に生まれ育ち、
格別才能があるわけでも、ルックスに恵まれたわけでも、
取り立てて運がいいわけでもない。。。
では、そんな人たちにはチャンスはないのでしょうか?
昨日の話の続きのようですが、
なにをピンチ、なにをチャンスと考えるかは、人それぞれ。
恵まれないからこそ、見えるものがある。
なにも持っていないからこそ、手に入るものもある。
天才たちが、カウチの上で、
その才能に酔いしれているときに、
鈍才たちは、自分の武器を全部テーブルの上に並べて、
一所懸命磨くのです。
今ひとつ切れない、できそこないのナイフだって、
磨きようによっては、激しい武器になる。
たいした武器がなくたって、
例えばホームアローンの主人公の男の子のように、
組み合わせ次第、工夫次第で、
下克上だって、自分よりも強い敵を倒すことだって、可能になる。
戦場で最後に勝つのは、最後まで立っていたもの。
鈍才は総合力と工夫で勝負する。
さぁ、今日も、テーブルの上に自分の武器を
ばぁっと全部並べてみましょうか。
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