ネガティブな面にばかり焦点があうのは、あなたの思考のクセです。
物事には、いい面があれば、必ず悪い面があります。
フォーカスする角度やポイントが違えば、
見えてくる面も、もちろん違う。
同じことを体験しても、
いい面ばかり見えて、ハッピーに物事を終えられる人と、
どうも悪い面が気になってしまうという人がいるものです。
たとえば・・・旅先で突然雨が降る。
せっかくの景色が台無しだ。
お気に入りの靴が濡れちゃう。
これじゃカメラがダメになるから写真も撮れない・・・。
大切な旅先の一日を、雨が降ったというだけでブルーに終える人。
一方で、
雨宿りに入ったカフェが、思いがけず素敵で得をした。
にわか雨なら、きっとどこかに虹がかかるはず!
せっかくだからお土産にもなりそうな傘を買おう!
と、雨が降ろうが槍が降ろうが、楽しく過ごせてしまう人。
同じ一日なのに、ずいぶんクオリティの違う時間になりそうです。
ポジティブな面、ネガティブな面、
どちらに意識の焦点が合うかは、思考のクセのようなものです。
「コップに水が半分しか入っていないと思うか、
半分も入っていると思うか」のたとえ話と同じ。
ライブ会場で、座席にひとつおきながら、
角から角までお客さんが入っているようすを見て、
「今日はとりあえず埋まってて、よかった」と感じるか、
「半分しか入ってなかったね」と落ち込むかは、
ポジとネガのどちらに焦点が合うかという思考の問題なのです。
ネガティブ面に焦点を当てるクセは、
往々にして周囲に悪い影響を与えます。
たとえば、ポジティブ派・Aさんにとって、
楽しくてしょうがないと思う仕事があります。
やりがいがある仕事内容。
お互いを思いやる、仲のよいチーム。
責任を感じる場面があったり、
苦労したりすることも、
自分が必要とされていると感じてありがたい。
要求されることが高くて、力およばなければ、
もっと勉強したい、役に立ちたいと感じるし、
反対に自分にとって簡単と思えたら、
もっとなにかできないか、もっと貢献できないかと考える。
全体として、
こんなに勉強できて、楽しくて、お金がもらえて、ラッキー!
そんな感覚で仕事をしているAさんは、
仲間は、みな同じように感じていると思っているものです。
ところがです。
あるときBさんが、いきなり、愚痴を言い始めます。
条件が悪い。
なんだか、なあなあで、生ぬるい。
頼まれたから仕方なくやってるけど、別に好きな仕事じゃない。
そのくせ要求ばっかり高い。。。
そんなことばを聞いて、Aさんは、はじめて、
埋まっていない方の客席に焦点が合うようになってしまうのです。
どうせ同じ時間を過ごすなら、
笑って終える。笑って振り返る。
これに限ります。
無反省に、脳天気に、と言っているのではありません。
しかし、ポジティブに考えるからこそ、プラスのスパイラルに乗っかれる。
よりよい結果を出すためには、
いつだってポジティブに考え、ポジティブに行動修正すべきなのです。
いかがでしょう?
なんだか仕事がおもしろくない、
どうも自分の待遇が気に入らないと感じているなら、
今まで焦点を当てていなかった面に、意識を向けてみませんか?
関連記事
-
-
80sを語ったっていいと思う
少し前、学生に「最近どんなの聞いてるの?」と質問したら、 「僕、結構古い音楽が好 …
-
-
「東京って、やっぱりすごいんですか?」
週1回ほど京都の音楽学校で教えていた頃。 よく顔を見るギター科の学生と エレベー …
-
-
「やった感」はいつだって、ちょっと痛い。
みなさん、明けましておめでとうございます! 2017年がはじまりました。 みなさ …
-
-
「やりたいことなのにがんばれない」の7つの理由
「やらなきゃいけないって、わかってるんですけどね・・・」 「いや、本当にやりたい …
-
-
年齢が気になりますか?〜チャンスはいつもフィフティ、フィフティ〜
なかなか将来の見えなかったアマチュア時代。 周りの友人たちは次から次へとお仕事を …
-
-
自分自身であり続けること。 受け取るままに表現すること。
曲や歌詞、文章はもちろん、 トレーニングメソッドも、セミナーなどのアイディアも、 …
-
-
走りながら学ぶ。
情報がなかった時代でも、 情報があふれている時代でも、 本物の情報のパーセンテー …
-
-
学習や休養のためのスケジュールを優先的にブロックする
仕事が忙しくなって自由な時間がなくなってくると、 自分が本来取り組みたかったはず …
-
-
人は本質にしか心を動かされない。
今日は某飲料メーカーの社長さん、某業界No. 1のキャリアウーマン、複数のビュー …
-
-
ちゃんと仕事しろっ!
NYに住みはじめて、 寮の自分の部屋に電話を引き込むため、 電話会社に出向いたと …
- PREV
- 毎日がアウェイの連続だ!
- NEXT
- ストライク率を限りなく100%に近づける

