大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

まずは母音の発音をチェックする

   

子音の発音は歯を使ったり、舌を使ったり、
結構難しいけど、母音は誰でも簡単に発音できる・・・

そんな風に思ってませんか?

日本語の母音は「あいうえお」の5つだけ。

確かにそう聞けば、誰でもすぐに発音できそうです。
赤ちゃんだって、「あ〜〜あ〜〜」とか「お〜〜う」くらいは、
確かに言っています。

では、「あいうえお」の発音をくっきりと言い分けられている自信、ありますか?

カツゼツが悪いと悩む人の多くが、子音のカツゼツに問題を感じています。

もちろん、子音の発音はハードルが高いのは事実ですが、
実は、カツゼツが悪いといわれる人のほとんどが、
その母音の発音も曖昧なのです。

理由は口をしっかり動かせていないから。

咬筋が緊張していて、顎が下がりにくい
口輪筋が育っておらず、唇が動きにくい、
笑筋、頬骨筋がこわばっていて、口が横に開けない、
舌の筋肉が緊張して声がこもっている。。。などなど。

母音がクリアにならない原因はたくさんあります。

まずは鏡の前でしっかりと口を動かして「あいうえお」と
発音してみてください。

声ヂカラ☆イラスト完パケ3

明るくクリアに発音できていますか?

ちなみに英語の母音は(諸説ありますが)20個あると言われています。

口の内外の形、舌のポジションだけで、これだけの母音を言い分けるのですから、
当然、口を立体的に柔軟に使うことが必要不可欠です。

日本語の母音すらクリアに発音できなかったら、
英語の母音はHopeless ですぞぉ〜〜。

 - 未分類

  関連記事

no image
「妥協点」と「落としどころ」は決定的に違う

複数の人とクリエイティブな作業をしていると、 必ず、意見が分かれるときがあります …

ミュージシャンに向いている人って?

「ミュージシャンに向いている人ってどんな人ですか?」 そんな質問を時々受けると、 …

no image
本気でぶつかりあう。

一所懸命やっている子には、一所懸命教えたくなる。 めいっぱいがんばっている子は、 …

「運」を手に入れる方法

「どんなに才能があっても、どんなに努力しても、運がないヤツは成功できない」 そん …

no image
ボイストレーナーになるということ

先日、知人のライブを見に行ったときのことです。 ひとり、ライブ開始を待っていると …

no image
見せ方のうまい人の共通点

自分をどう見せたいか。どう見せるべきか。 人前に立つときのスタイルは誰もが気にす …

no image
「歌う環境」をつくる。

5年ほど前、某レコード会社のディレクターさんに連れられて、 女性R&Bシ …

no image
集中を阻むのは「準備の悪さ」

集中力を瞬時に発揮するためには、何らかのスイッチが必要です。 記録を競うスポーツ …

no image
「知は力」・・・発声の科学を学ぶ意味

歌の上達の一番の早道は、 なんといっても優れた歌い手を徹底的に研究し、真似てみる …

no image
上達のキーワードは「イメージ力」

歌は、誰かに教われば上達するというものではありません。 もし、有能なトレーナーに …