見せ方のうまい人の共通点
自分をどう見せたいか。どう見せるべきか。
人前に立つときのスタイルは誰もが気にするところです。
ステージ衣装ひとつ取っても、色や素材はもちろんのこと、
シルエット、長さ、フィット感、動きやすさ、
そして靴やアクセサリー、小物などとのコーディネート。。。
専門のスタッフがいる人でも、
コミュニケーションを密に取り、一緒に自分の見せ方をつくりあげていきます。
「会場入りした服のままリハやって、コンサートやって、っていうのが、
今はカッコいいんだよ」
そう話してくれた某ROCKスターは、何気ないTシャツとGパン。
あやうく、彼のセリフを鵜呑みにするところでしたが、
よく見ればいたるところにクロムハーツのアクセサリー。
選び抜かれたブーツ。
おまけに、楽屋で彼がおもむろにはじめたことは、
高周波機器を使っての腹筋トレーニング。
確かに、腹筋の割れた男性がラフなスタイルをしているとそれだけでしびれます。
すべてが計算し尽くされたスタイルなのです。
そんな名人の域に達するのには、それなりに修行が必要です。
チャレンジや挫折の繰り返しだったかもしれません。
見せ方のうまい人に共通しているのは・・・
1.ロールモデルがいること
こんな風に見せたい、この人みたいになりたい、
というわかりやすいお手本がいれば、どんどんマネすればいいだけ。
カラダを鍛える必要もあるかもしれないし、時に勇気がいるかもしれませんが、
大切なのはマインドを真似ることのようです。
2.チャレンジを繰り返すこと
「どうせこんなの似合わない」という決めつけを取っ払って、
新しい髪型、新しいファッションにどんどんチャレンジしています。
結局なんでも、トライ&エラーを繰り返す事でしか、人は上達できません。
そんな中で、「自分の身長なら、こちらの方が似合う」、
「このシルエットでは、自分のいいところが見せられない」というように、
選択ができるようになるのですね。
3.フィードバックを怖れないこと
そもそも自分自身で100%自分をジャッジできる人なんかいません。
積極的に人の意見、
それも、ハッキリとアドバイスしてくれそうな人の意見を聞くこと。
写真を撮ってもらって、くまなくチェックすること。
自分を客観的に見るのはつらいことですが、
そこから目をそらしてはダメなのですね。
4.代償を払う覚悟をすること
もらい物や借り物ではダメです。
自分への投資を惜しんではダメなのです。
ステージでも、普段でも着られる服・・・なんて、けちくさいこともダメです。
痩せなくちゃ、と知ったら痩せる。それも代償の一部です。
無駄な出費と思えても、それは自信を生むための投資ですね。
5.細部にこだわること
人前に立つとき、完璧な自分を演出するなら、
徹底的に自分自身に納得しているべきです。
下着にまでこだわるべきなのです。
もちろん、髪型やお化粧はいつも完璧とはいかないかもしれない。
それでも、細部にこだわって、ベストを尽くしたという感覚が、
見る人にオーラとして伝わるものです。
まだまだ、世の中に見習うべきことはたくさんありそうです。
関連記事
-
-
ミュージシャンに向いている人って?
「ミュージシャンに向いている人ってどんな人ですか?」 そんな質問を時々受けると、 …
-
-
脱・質問マニア〜自分の頭で考える!〜
「私、どんな歌、歌ったらいいですかね?」 「練習すればもっと声って出るようになる …
-
-
上達と進歩は一瞬でやってくる!
どんなに練習しても、ちっともうまくならない・・・ そんな時はだれだって、心が折れ …
-
-
「お前よぉ、いい気になれよ」
かつてツアーのお仕事をした男性タレントのアンディーさん(仮名)が、 打ち上げの席 …
-
-
風邪のサインを見逃すな!
以前、『風邪をひいたら歌っちゃだめなんです』 という記事に書いたように、 レッス …
-
-
ぶっ壊すことを恐れない。
CMの作詞のお仕事を依頼されたときのことです。 某大企業のCMの歌詞を書かせてい …
-
-
うまく行かないときは、自分自身の棚卸しをする
世の中は結構不公平にできています。 必死に必死にがんばっていても、 なかなか認め …
-
-
変声期
昨日は12~16才の男の子ばかり、8名のボイトレを担当しました。 17才くらいか …
-
-
いわゆる「男性のモテ声」の特徴
「婚活に役立つ声の出し方を教えてください!」 そんな声をいただきました。 ご相談 …
-
-
音楽という「箱」から取り出すもの
ずいぶん昔のことになります。 その奔放かつ、悪魔的とも表されたプレイスタイルに魅 …
- PREV
- 絶対的なクオリティしか口コミは起こせない
- NEXT
- 集中を阻むのは「準備の悪さ」