「おかあさん声」の主は・・・
昨日、近くのストアにお買い物に行ったときのとこです。
商品に見入る私の横で、親子連れの声がしました。
「これじゃない?」(若い男性)
「あ、そうそう、これ!これがいいのよ。」(おかあさん)
ちょうど私が見ていた足元の商品をささっとカゴに入れたおかあさん。
私の視線は自然に、商品、カゴ、おかあさんへ・・・おかあさん?
あれ?
ふと視線を止めると、それは親子連れではなく、カップルだったんです!
それも30前半くらいのカップルでした。
私は声に関しては職業病ともいえるくらい、
誰よりも耳が立って、誰よりも素早く声分析をしてしまう、
いわば声オタクです。
それは認めます。
でも、その女性の声は、
たぶん、そんなオタクの私じゃなくても、きっと気づくくらい、
「おかあさん声」、つまり、老けていたのでした。
よく見れば、(ストーカーみたいで申し訳ないけど)
なかなかキレイでスタイルも悪くない。
そこそこきちんとした身なりでもありました。
あ〜〜。もったいない。。。
人間の印象を決めるのは見た目だけではありません。
声は、見た目と並び、第一印象を決める大きな要素のひとつ。
どんなに若くても、きれいでも、
声によって、印象は全然違ったものになってしまいます。
可愛い声!と振り返ったら、妙齢な女性ということも、しばしばです。
声は意識と知識と習慣が育てる。
そして、意識を変えるだけで大きく変化するものでもあります。
まずは、鏡を見るのと同じくらい、自分の声に意識を向ける。
そこからです!
関連記事
-
-
限りなく「百発百中」を目差す
プロとアマチュアの圧倒的な違いは、 そのパフォーマンスに対する信頼度です。 人間 …
-
-
「歌う環境」をつくる。
5年ほど前、某レコード会社のディレクターさんに連れられて、 女性R&Bシ …
-
-
ショービジネスの世界で生きるということ
昨夜はレッスンを受け持っているアーティストのライブに行ってきました。 初めての大 …
-
-
雑念チェーンをぶった切る!
練習や課題に集中できないとき、どうしていますか? 凡人には雑念がつきものです。 …
-
-
問題意識とスリルが「学び」のカギ
人の話を素直に聞く、言われたことを一所懸命やる、ということは、 人にものを教わる …
-
-
音楽という「箱」から取り出すもの
ずいぶん昔のことになります。 その奔放かつ、悪魔的とも表されたプレイスタイルに魅 …
-
-
歌の試験の採点基準って?
学校のようなところで教えていると、試験というものがつきものです。 いわゆる前期試 …
-
-
自分のチェック機構を磨け!
「ちゃんと練習したんですけどね・・・」 ちっとも上達していないことを指摘されて、 …
-
-
変声期後の、いわゆる「音痴」をなおす方法
さて、昨日は変声期とはどういうものかについて書き、 興味深い資料のリンクをご紹介 …
-
-
「あきらめない」というチカラ
年越しに寄せて。 今年、私が学んだ一番大切なこと。 それは、「あきらめない」とい …
- PREV
- 「こんちくしょうっ!」はチャンスの証
- NEXT
- 「答えは本の中にある」。きっと。
