自分自身のマスターは、 どんなときだって、自分なんだ。
3月は「終わりの季節」。
学生時代に別れを告げ、
社会に出て行くことに不安を感じている人もたくさんいるでしょう。
転勤や転職が決まり、
これからの生活や環境の変化に、
ついていけるかどうか、今から心配ですか?
でもね。
「変化」は一瞬です。
AからBヘ。
赤から青へ。
変わり目を「変化」 というのであれば、
問題なのは、変わることそのものではなくて、
変化の後で訪れる、
延々と続く日常なのではないか。
その、新しい日常の流れの中で
変化できずに、ぽつんと取り残される、
自分自身なのではないか。
「この世の中に存在するのもので、
変化しないものはない」は私の持論です。
死んだもの、命のないものでさえ、
腐敗したり、風化したり・・・。
変化することは人間の生の一部なのです。
だから変化を受け入れる。
変化を楽しむ。
そして、変化に身体と心を沿わせてみる。
変化の後にはやがて、
延々と続く「日常」がやってきます。
日常を生きるのは、
どんなときだって、今、ここにいる「自分」。
結局は、
どこにいたって、
誰といたって、
何をしていたって、
最後に向き合うのは、
逃れることのできない、自分自身。
そして、自分自身のマスターは、
どんなときだって、自分です。
自分自身と向き合えたなら、
どんな変化も、どんな日常も恐れることはありません。
自分のルールも、自分の生活も、
最後は、自分が、つくるのです。
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