大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

直感に突き動かされて、崖から飛び降りる

   

行動のきっかけは、いつだって、
ちょっとした思いつき、衝動、閃き、出来心。

即断即決速攻をモットーとする私は、
「どきん」としたら、
とりあえず行動しちゃうことにしています。

音楽学校に通うことに決めたときも、
はじめて自分でバンドをつくってライブをしたときも、
楽器屋に貼られたメンバー募集のチラシを見て電話をかけたときも、
できもしない英語の歌詞を「書けます」って言っちゃったときも、
仕事全部ほっぽらかしてアメリカ行ちゃったときも、
起業塾に申し込んだときも、
本を書こうと決めたときも・・・

まぁ、言いようによっては「魔が差した」とも言える、
人生の数々の出来事。

人に相談すれば、
「なんで今なの?」
「ホントに大丈夫なの?」
「で、どこに向かっているの?」
なんて疑問を投げかけられるかもしれない。

年齢的に間に合うのか?
金銭的にやって行かれるのか?
そんなことをして何になるのか?

冷静に考えれば無茶なこと、
無謀なこともたくさんあるでしょう。

崖っぷちから飛び降りるくらい、
恐ろしいときもある。

それでも、行動する。

 

そうするとね、なんか起きます。

当たり前だと思うでしょうか。
そう、当たり前なんですが、
物理的な変化や環境的な変化よりも、
自分の中で圧倒的に何かが変わるのです。

振り返れば、人生における大切なことは、
すべて、直感に従って、
時を移さず行動したことで出会えたことばかり。

ビビビやドキドキは、
“Just do it”というメッセージなんですね。
きっと。

欲望とか衝動とか言うのとはちょっと違う。
心のどっかでブレーキがかかったり、
いても立ってもいられなくなるような、
焦燥感のようなものに襲われるときは、たぶん違う。

一瞬にして心つかまれて、
もうそこから思考が離れなくなる。
根拠なし。
ただ、「やるべし」と感じる。

そんなときに、やるかやらないか、もたもた考えるのは、
たいがいが時間の無駄です。

やるかやらないか考えちゃったら、
たいがいのことは「やらない」で落ち着きます。
人は変化が怖いからです。

人にどう思われるかとか、
失敗したらどうしようとか、

怖いから、不安だから、
言い訳をするために思考をぐるぐると巡らせる。
そんな思考はノイズでしかありません。

そんな思考に身をまかせていると、直感がどんどん鈍っていく。
閃きが消えていく。
手のひらから「タイミング」がこぼれていってしまうんですね。

 

「やる」と決める。自分で決める。腹をくくる。
どうしたらそれが可能になるかを考える。
直感が教えてくれるチャンスやタイミングを逃さない。

自分を信じる力とちょっとの勇気。

それこそが、
自分自身を違う次元に運ぶために必要な資質なのかもしれません。

【第7期 MTLヴォイス & ヴォーカル レッスン12】いよいよお申し込みスタート!第7期は2019年4月6日(土)スタートです。
メルマガをご登録いただいている方は、2月17日までご優待料金でお申し込みいただけます。詳しくはこちら。

 - Life, My History

  関連記事

前途洋々な若者に思わずアドバイスしてしまう5つのこと

時間は年齢とともに加速する。   噂には聞いていたけど、 そして、20 …

年齢は、ただの数字。

先日、外国人の友人家族とスキー旅行に出かけた時のこと。 「ホテルに泊まるのに、な …

ロックもデートも飲み会も、ぜんぶ投資なんだ!

起業の勉強をはじめたばかりで、 あまりのアウェイさに、 毎日、本気で吐きそうなく …

「人生のピーク」なんて、死ぬまでわからない

世界的に活躍し、海外の大きなホールでコンサートなども行ったことのある、 ミュージ …

「は?マスクって、なに?」

数年前にロンドンにひとり旅をしたときのこと。   そもそも旅の準備は周 …

眠れない体質をなんとかしたい。

「明日起きられなかったらどうしよう」とぼやく人に出会うと、 あぁ、「なんて羨まし …

大事なのは「生きて行きやすいように自分を変える」ことだろうか?

高校1年の初夏のこと。 女子高の同級生たちと、 生まれて初めて「バンドを組もう! …

自分の名前をGoogleで検索する?

今日は著者なかま&朋友、デザイナーのウジトモコさんの新刊『SNS xDESIGN …

落ちるときにはとことん落ちる

身も心も、奈落の底まで落ちるような感覚を経験したことのないという人は、 世の中に …

まず、「やれます」と言ってみる。

「なんで英語で歌詞がかけるんですか?」と、 よく質問されます。 私はいわゆる帰国 …