自分自身であり続けること。 受け取るままに表現すること。
2019/08/16
曲や歌詞、文章はもちろん、
トレーニングメソッドも、セミナーなどのアイディアも、
頭の中にあることを具現化することは、
すべて「クリエイトすること」。
思考や感情のエネルギーを
声という物理的なエネルギーに変換して表現することも、
私にとっては広義に解釈した「クリエイト」です。
だから、人の口から出たことばを自分のことばのようには語れない。
他人の引いた設計図で自分の作品をつくることも無理。
そこに、自分のエネルギーや感動が乗らなければ、
何をやっても虚無でしかないのです。
4年ぶりに訪れたテートモダンで、
久々にバッキバキにやられて来ました。
タキスというギリシャ出身のアーティスト。
(タキスにとって作品がどう見えるかは重要ではない。)
“私がとりつかれているのは、エネルギーという概念だ“

“自分の作品を完全に自分の作品なのだとは思えない。
ある意味で、私は単に自らが浴びているエネルギーの
トランスミッターに過ぎない。
アーティストはこの強烈な感受性を保ち続けなくてはならない。”
~TAKIS展のパンフレットより〜
何かをコントロールしようとすることも、
誰かにコントロールされることも、
エネルギーレベルで考えたら、なんの意味もない。
自分自身であり続けること。
受け取るままに表現すること。
方法論という枝葉に振り回されて、
本質を見失うことなく。
私は私を極めなくちゃ。
あなたはあなたを極めなくちゃ。
アートはいつだって、勇気とエネルギーをくれるのです。
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