「センスがない」ってなんだよ!?
はじめて出会った人の人となりや、
お仕事のようすを知るとき、
Googleでヒットしたお店を選んだり、
業者を検討するとき、
HPやブログをチェックするのは、
私だけではないでしょう。
では、HPのなにをチェックするのか?
サービスの内容?
プロフィール?
綴られていることば?
メニュー?
みなさん、いろいろおっしゃるでしょうが、
私は、間違いなく、
そのページの醸し出す雰囲気、
そのページの運営者のセンスをチェックします。
だってね。
センスの悪いHPを出しているお店が、
美味しかったためしも、素敵だったためしもありません。
イケてないページを運営している人は、
やっぱりイケてない。
プロフィール写真を見て、
うわぁ、無理、と思った人に、
直接会いたくありませんし、
ブログやHPに、
目を背けたくなるような写真を平気で載せるような人は、
やっぱり、そんなレベルの人なんですね。
これって、バンドのチラシとかにも言えます。
イケてないチラシのライブに行って、
おぉカッコいいとヒザを打ったことはないし、
ダサダサの写真を平気でチラシに載せている人が、
イケてるミュージシャンということも、
まぁ、滅多にありません。
見た目はその人の内面を映し出す鏡と言われますが、
この時代、HPやブログ、SNSの見た目だって同じこと。
そこにこだわれない、
そこがイケてない人は、
やっぱイケてないんですよね。。。
こんなことを書くと、
日々、自分の見せ方に悶々としている人は、
心の中で、こう叫ぶでしょう。
「センスがよくなきゃダメなのは、もうわかった!
じゃあ、MISUMIさん、具体的に、どうしたらいいんすか!?」
はい。
そこで、お勧めしたいのが、この本っ!!
敬愛してやまない、デザイナー・ウジトモコさんの新刊。
簡単だけど、すごく良くなる77のルール デザイン力の基本
音楽でも歌でもそうなんですが、
「センス」を言語化するのって、
実にチャレンジングな課題です。
イケてないのはわかる。
でも、じゃあ、具体的に、
なぜイケてなく映るのか、
その要素を明確に指摘、分析して、
的確にその解決策を提案できなければ、
単なるオーディエンスの批判、批評で終わってしまいます。
私たちが知りたいのは、
再現性のある「センス」のメソッド。
この本は、ウジトモコさんが、
私たちが「なんとなく」でしかわからなかった「センス」を明確に、
わかりやすく解説してくれた上で、
どうしたら、
わかりやすく、
センスよく、
自分自身がこうありたいと願うイメージを、
伝えたい人に、伝えることができるのかを、
実に小気味よく、的確に教えてくれます。
「デザインなんて、関係ないわ」と思っている人ほど、
センスのないHPやSNS運営をしていがち。
ハードル高いな。。。と思う人ほど、
まずは読んでみて欲しい一冊です。
いや、本当に。
関連記事
-
「無神経」も「曖昧」もダメなんです。
「MISUMIってさぁ、お勉強は出来るけど、頭悪いじゃない? あ・・・ごめんね。 …
-
どうせやるなら「ザ」のつくプロフェッショナルを目差せ!
先日、とある販売店でのこと。 まだまだ新米臭のある若者が、私たちの担当になりまし …
-
歌詞が覚えられないのは、意味をわかっていないから。
「歌詞って、覚えられないんですよね。 どうしても、カンペ貼っちゃうんですよ。」 …
-
教える人のやる気を奪う「イケてないリアクション」
生徒やクライアントのポテンシャルを引き出すのが、 トレーナーや講師の仕事。 しか …
-
ちゃんと「1x人数分」の声出てますか?
「赤信号 みんなで渡れば恐くない」 昭和の時代に流行ったジョークです。 &nbs …
-
聞いてるつもり。できてるつもり。がんばってるつもり。
「え?ホントにそんな風に聞こえるの? なんでそんな風に聞こえるかなぁ・・・・」 …
-
「曖昧なこと」「わからないこと」を放置しない
歌や楽器の上達のために必要不可欠なことは、 「曖昧なこと、わからないことを排除し …
-
「違うんだよねぇ」と言われる「イケてないコピー(orカバー)」とは?
「自分にたくさんの感動やエネルギーを与えてくれた名曲や名盤の数々を、 いつか自ら …
-
「何言ってやがんでぇ」と吠えてみる。
かれこれ10年近く前のこと。 さる著名な文筆家が主催する食事会に参加させていただ …
-
「向いてない」んじゃない、「イケてない」んだ。
「お前、無理してそんな歌、歌うなよ。 お前には似合わないぞ。」 「MISUMIち …
- PREV
- つながらない!
- NEXT
- なにこれ?こんなんでいいの?