くちびるに歌を持て!
2022/12/25
心に太陽を持て。
くちびるには歌を持て。
ふと、こんな詩を思い出し、ググってみたところ、
ドイツの詩人、チェーザレ・フライシュレンの詩だそうです。
家に閉じこもってばかりいると、
ついつい、下ばかり向いて過ごしがちです。
食べるものがないとか、
着るものがないとか、
寒くて凍えそうだとか、
強制労働を強いられているとか、
そんな激しいことじゃないけれど、
だからなおさら難しい。
見えざる敵とか、
医療崩壊とか、
お金や生活物資の不足とか、
そんな漠然とした不安を、
世界中の人が抱えながら、
みんな、一所懸命、
少しでも普通に過ごそうとがんばってる。
一人でも多くの人命を救おうとがんばってくれている医療現場の方たちも、
(たとえ、それが後手後手だったとしても)
必死にルール作りをしている政府の人たちも、
食べ物を滞りなく届けようとしてくれている物流の人たちも、
この異常事態に現場で立ち向かってくれている人たちには、
心から敬意を払いたい。
だって、なんにもできないもん。
なんの役にも立てないもん。
私たちができるのは、
今このとき、
可能な限り、人に迷惑をかけないように行動すること。
「絶対」はない。
もちろん、ない。
でも、とにかく、自分だけは、
ウィルスを仲介するような存在にならないために、
なにができるか、とにかく、必死に、必死に考えること。
仕事が思うようにできないこととか、
友だちに会えないこととか、
食事やお買い物や美容院にいかれないこととか、
大事なイベントを中止しなくちゃいけないこととか・・・・
そんなことは、
命さえあればきっとまたすぐにできるようになる。
自分は若いから、丈夫だから、大丈夫かもしれない。
家族も元気だから大丈夫かもしれない。
今はまだ大丈夫かもしれない。
自分の住んでいる場所は大丈夫かもしれない。
・・・でも、今は、世界を俯瞰する、大きな視点が必要なのだ。
毎日、下ばかり向いていると、
どんどん気持ちが落ち込んで、ついつい極端なことをしたくなる。
誰かに文句を言いたくなる。
やけくそになったりする。
なんなら、「鬱だ」と、さらに自分を追い込みたくなる。
そんなときはね、くちびるに歌です。
もう、これしかない。
歌えることに感謝する。
音楽を楽しめることに感謝する。
「へたくそ」「うるせえなぁ」と文句言えることに感謝する。
カラオケなんかなくなって、歌える歌はいっくらでもありますからね。
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