体調管理も仕事のうち!
2015/12/20
「体調管理も仕事のうち」
ボーカリストやパフォーマーでなくても、仕事を持っている人なら、
自分の体調を把握し、メインテナンスして、
ベストな体調を維持する努力をすることは当然のことです。
睡眠時間は最低7時間半は確保して、早寝早起きを習慣にし、
早朝はヨガやジョギングなど軽いスポーツ。
三度の食事は万全な栄養管理の元、腹八分目を心がけ、アルコールも砂糖も化学調味料も一切口にせず、
空気の悪い場所には近づかず、ストレスなく、いつもニコニコ過ごし、
夜はゆったりと湯船に浸かり、ストレッチとセルフマッサージをして・・・・
な〜んて、無理無理無理。
理想はあくまでも理想です。
実際はどうかといえば・・・
深夜まで仕事が終わらず、それでも、朝早く起きねばならず。
睡眠時間は5〜6時間がせいぜい。酷い時は3〜4時間も。
仕事で頭がいっぱいで、気になることも多くって、
熟睡してるやら、してないやら、朝起きるとやけに疲れている。
一日PCの前に座って仕事をして、腰痛や肩こりでカラダを動かすのもしんどいし、
もちろん、朝から運動なんかしたら、確実に仕事中に眠くなるから怖くてできない。
食事と言えば、コンビニか外食。よくて大戸屋。
つきあいでお酒に呼ばれることもしばしばで、同僚はまわりかまわずタバコを吹かす。
つきあいがない夜も、家に帰れば、疲れているから、思わずビール缶をぷしゅ〜っ。
軽くシャワー浴びて、メールチェックして、気がつけば、また夜中・・・。
そう。現代人にとって、体調管理をするということは、努力を要することなのです。
では、何に気をつけ、何をしたらいいのか?
もっとも大切なことは、「毎日するなにか」を持つことです。
たとえば、毎日体重計に乗る。
毎日、同じ発声練習をする。
毎日、2~3㎞でも走る。
毎日、ストレッチをする。。
自分の体調のバロメーターになることなら、なんでもかまいません。
毎日同じことをしていると、体調の微差に気づきます。
体重計の数字が増減する。
同じ発声がどうもうまくいかない。
走ってみたら、カラダが重い。
ストレッチで痛みを感じる場所がある。。。
そんな微差に気づくことからカラダとの付き合いははじまります。
かつて、ヘビースモーカーの友人が、
「毎朝、一口目の味で、その日の体調がわかるんだよ」と自慢げにいってましたが、
それも、(それが健康のバロメーターとして適当かどうかは別として)同じです。
健康話を書いていたら火が付いてきて、
長くなりそうなので、『ボーカリストにお勧めの毎日すること』は明日UPしますね。
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