大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

『The ワークショップ Show』という挑戦

   

ヴォイス&ヴォーカルトレーナーとして、著者としての記事はB面、
ヴォーカリスト、アーティスト、そしてプライベート関係の記事はA面と決め、
日々、更新している当ブログでありますが、

さて、『The ワークショップ Show』はどちらに位置するのか。

実に微妙です。
そういう意味では、私という人間を象徴しているかのようなショーでもあります。

 

なので、通常のB面読者の方には少々「?」な内容かもしれませんが、
今日はあえてB面にて、先日の『The ワークショップ Show』のことを、
書いてみようと思います。

 

「何そのタイトル?ワークショップなの?ショーなの?」という、この試みは、

ミュージシャンとして敬愛する末原康志氏の息子であり、
年の離れたお友達的な存在である、人気俳優末原拓馬くん(以下・TAKUMA)から、
歌についての相談を受けたことからはじまります。

音楽一家に生まれながら、人前で「歌う」ということができずに、
ずっと苦しんできたTAKUMA。

 

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詳しくは「詳細門外不出」とされたvol.1で語られ、封印されていることもありますので、
ここではあえて書きませんが、(TAKUMAのブログに一部書かれています)
歌を聴けば、いやいや、何を言ってるの?くらい魅力がある。

もちろん、スキルやテクニック面では、まだまだだけど、
そんなの歌には二の次。

 

大切なのはパッションと声。
その両方をTAKUMAは持っていました。

 

レッスンするほどに、「歌えるのに、歌えないTAKUMA」に
今、もっとも必要なのは他でもない、
崖から突き落としてさしあげることだと気づいた私。
とにかく、同世代のミュージシャンを誘ってライブをやるべき、
今すぐ、ブックキングしようっ!!などと提案しました。

だって人前で歌う自信をつけるには、
とにかく、人前に出て歌うしかないからです。

 

しかし、TAKUMA自身、俳優として人気があるからこその、ハードルの高さもある。
経験がないから、何から初めていいのかわからない、というのもある。
そうして話し合いを進めるうちに、

そうやって、苦しみながら前に進んでいく姿を、
オーディエンスと共有し、成長を見守ってもらうのはどうか?

同じように、やりたいのに、勇気がなくて、前に進めない人たちの、
背中を押すことができるのではないか?

送り手とオーディエンスが共に成長し、パワーを与え合う、
そんな時間と空間を作り出せたら・・・?

 

 

そうしてはじまったのが、『The ワークショップ Show』でした。

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私自身も、かねてより構想を描いていた「ボイトレエンターテインメント」に挑戦し、
恥を忍んで(ニセ)女優デビューで朗読劇に挑戦し、
苦手なピアノ伴奏やギター伴奏に挑戦し・・・

 

この日、私たちが学んだこと。

自分自身のキャパを度外視して、
やりたいこと、やってみたいことにチャレンジすることは、
年を重ねるほどに、どんどん厳しく、過酷になる。

それでも、「やってみたい」から目をそらさずに挑戦することで、
必ず次が見えてくる。

 

そんなことを伝え続けよう、伝え続けたい、とvol.2の企画がスタート。

 

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トークショーが主体だったvol.1に対し、徹底的にショーアップしたvol.2。

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おさらい映像、トークライブ、ボイトレ・エンターテインメントに引き続き、
第2部では、なんと!超素敵なゲスト講師をお招きして、
2人して、ミュージカルに挑戦しました。

 

あまりに赤っ恥過ぎて、
ミュージカル部分は映像、画像ともに、SNS戒厳令を敷いております。
当然、ここでも写真はなし(*^^*))

 

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ゲストの角川裕明氏は帝国劇場の舞台にも立つミュージカル俳優。

しかも、ミュージカル映画監督として賞も受賞しています。
本気でカッコいい。出てきただけで、カッコいい。。。

 

ショーの中で執り行われるワークショップはすべて、
本番まで完全秘密になっています。

VJのトモキくんが数枚のスライドの内容を知っているだけで、
私たちはステージの上ではじめて、何をするかを知らされるわけです。

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本当に心臓に悪い。

 

超苦手な反射神経を試されるワークや、
涙が出るほど、恥ずかしい、演劇ワークもさせていただきました。

 

それでもね。

来ていただいたみなさんが、
口々に、「勇気が出ました。」「パワー、いただきました。」と言ってくださる。
「本当に楽しかった!次は家族みんなできます!」と言ってくださる。

 

これ以上嬉しいことはありません。

 

TAKUMAの歌も、大きくパワーアップ。

別人のように生き生きとステージ上を動き回って、
一緒に歌っていて、とても嬉しく、幸せな気持ちになりました。

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ちょっと悪ノリ気味のアンコールも、会場全体がひとつになって大盛り上がりでした。

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正直、負荷が高い、いや、高すぎるイベントです。

ヘアメイクの石田翔くん、VJの遠藤智林くん、

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カメラマンの五十嵐さんはじめ、
劇団おぼんろのわかばやしめぐみさんや、さひがしジュンペイさんまで!
たくさんの方にめっちゃお世話になりました。

私、5回も衣装を変えたのは長い芸歴の中で、最多です。

お客さんの前で恥ずかしくて涙が出たのは、たぶん初めてです。

ロックか、ロックじゃないかと言ったら、
全然ロックじゃない場面もいっぱいあります。

 

それでも、なんでも、この挑戦は続き、
そして、毎回、「なにやってんのよ〜?」とちょっぴり後悔したり、
恥ずかしくて死にそうになったりしながら、
 
たくさんの人たちのチカラを借りながら、
 
MISUMI&TAKUMA、挑戦を続ける予定です。

 

今日は半分私的な日記のようなブログになってしまいました。

読んでいただいて、ありがとうござました。

 - My History, 夢を叶える

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