大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

意味もわからないまま歌わないっ!

   

歌詞の意味をわからずに歌うということは、
意味のわからないことばを声高に叫んでいるのと変わりません。

文章の意味も、ことばの意味もわからないまま、
感情移入する「ふり」をしても、
受け手の心にはなにも響きません。

一方で、全く理解できない言語で歌われていても、
歌い手の心がこもった歌、
想いが乗った歌に、人は心を動かされるもの。

意味を理解しないまま歌われるのは、
外国語の曲とは限りません。

 

ちょっとした単語。
ことばのニュアンス。
登場人物。
舞台となっている場所。
シチュエーション。
語られている感情。

 

どんなことばも、きちんと解釈し、
自分のことばとして語れるかどうか。

難しいことでしょうか?

 

意味を理解できない借り物のことばで、
借り物の感情を表現しているふりをする。。。

 

それほど恐ろしいことはないのではないか。

 

人にことばを届けるときは、魂も一緒に届けたい。
だから、ことばを発するということには、責任が伴うもの。

ある種の覚悟が、潔さが、ことばの力となるのではないか。

 

なんとなく歌う。
なんとなく表現する。

そんな受け身の表現は、そろそろやめませんか?

 

【MTL Online Lesson12 12月生の募集は25日まで】
時間や場所の制約なく、繰り返しレッスンできる【MTL Online Lesson12】 。12月生の募集は25日まで。詳しくはこちらです。

【”ヴォイトレ365″ 毎日配信中】
365日間、声とヴォイトレを語り倒します。
バックナンバーも読めますので、ご登録がまだの方はぜひ、こちらから。

 - 「イマイチ」脱却!練習法&学習法

  関連記事

ヴォーカリストこそ、もっと、ちゃんと「聴く」!

バンドのパートの中で、一番コピーしやすくて、 誰でも、そこそこやれるパートってな …

「そこまでやる?」がオーラになる。

「そこまでやらなくても・・・」 思わず、そんな風に言いたくなるほど、こだわりの強 …

no image
「一音」にこだわる

「とりあえず、ラララで歌って。」 歌の練習で、一番最初にするのは、 歌詞も曲想も …

頑固な、間違ったプログラムを解除して、「声」を解放する

カラダの構造や、発声のメカニズムを教えて、左脳からアプローチしても、 カラダに触 …

「左脳で感じる」練習法

「おとなは左脳で感じる」。 私の持論です。 ある程度成長すると、 こどものように …

記憶に残る「デキるやつら」は一体何が違ったのか?

かつて、教えていた音楽学校では、ヴォーカルの授業を 定期的にインスト科の生徒たち …

ゆっくりやってもできないことは、速くやってもダメ

そんなの当たり前でしょ?と言われそうなタイトルですが、 実は、この当たり前を知ら …

リズム感が悪いと言われたら「発声を見直す」!

「リズムが悪い」と言われたら、 誰もが真っ先に試みるのは・・・ 1.ドンカマやド …

「残念なミスコピー」は、そろそろ卒業しましょう。

誰もが一度は、 人の歌や演奏を聞いて、カッコいい!マネしたい!カバーしたい! と …

音なき音楽をキャッチする

歌や音楽を学びたい、極めたいと思うとき、 ついつい、音楽のことばかりを考え、 ま …