オーディションで、勝ち残る
アーティストやその卵たちのレッスンでは、折に触れ、ここ一番の緊張感に包まれる時期がやってきます。
大きなコンサートやツアー。
テレビ出演。
レコーディング。
舞台。
何よりも、トレーナーである私が責任の重さを痛感するのは、オーディション直前です。
どんな曲を選ぶか。
どんなキー設定にして、どうアプローチするか。
どこで、どう、自分の魅力をアピールするか。
この辺をしっかり見極められるかどうかで、オーディションの結果は確実に変わって来ます。
今日も、そんなオーディションに挑む、男性アーティストのレッスンがありました。
若者ってね。
自分自身に対して、すごくデリケートな感性を持っています。
自分って、ホントはどうなんだろう?っていつも思ってる。
トレーナーの仕事は、通り一遍歌えるようにするだけではだめなんです。
2次3次とオーディションに勝ち上がってくるような子は、誰だって、そこそこ歌えますから、
そんなことでは勝ち残れません。
現場で求められる魅力とはなにか。
アピールすべき個性はなにか。
ガンガン磨いて、ぐいぐい引き出して、誰よりも輝かせたい。
こんな時のレッスンは、最早100本ノックです。
どんどん激しくなるし、大きな声も出します。
でもね。
「なんで、できないの?」なんてことはいいません。
「もっとできるのをアタシは知ってるよ。やって!」
繰り返し、何度でも、できるまで、盛り上げて、盛り上げて、レッスンを続けます。
それでもね、めげないどころか、ぐいぐい来るのが、ホントに勝ち残って行く子。
結果はどうあれ、確実に次に繋げて行かれる子です。
帰り際に、言ってくれたのは、
「受かったら、一番に、先生に連絡します!」
そんな風に言われると、また、しごいちゃうよ。
■無料メルマガ『声出していこうっ!』。
ブログから踏み込んでディープなお話や、セミナーや講座、スクールなどの情報もお届けします。ご登録いただいた方全員に、『朝から気持ちい声を出すためのモーニングルーティン10』をプレゼント。バックナンバーも読めますのでぜひ。ご購読はこちらから。

関連記事
-
-
『悩めるリーダーの羅針盤』
美崎栄一郎さんは、本当に優れたリーダーだと常日頃思っています。 私はロッカーなの …
-
-
「○年にひとりの逸材」
仕事柄か、運がいいのか、 「○年にひとりの逸材」と言われるアーティストと、 お仕 …
-
-
「今に見ていろこのヤロー」
フリーターで、アマチュアで、 仕事もお金も彼氏もなくて、 地を這うどころか、 地 …
-
-
国語力、お願いします!
歌を教える仕事をしていて、 最もフラストレーションを感じるのは、 生徒がなかなか …
-
-
「大学って夢をあきらめるために来るところなんですよね?」
夢と希望に胸を膨らませて日本全国からやってくる学生たち。 入学の時の夢は、 「自 …
-
-
リミッターをぶっ壊せ。
「MISUMIさんがこれまで味わった挫折ってなんですか?」 先日、とある方にこん …
-
-
「歌に必要なすべて」って何だ?
一般の人向けの歌の講座って可能なのだろうか? 2015年9月、休暇でニューヨーク …
-
-
年齢が気になりますか?〜チャンスはいつもフィフティ、フィフティ〜
なかなか将来の見えなかったアマチュア時代。 周りの友人たちは次から次へとお仕事を …
-
-
「やらない」技術!
先々週の日曜日から、半月足らず。 あまりにもめまぐるしくて、思ったように動画編集 …
-
-
まずはライブハウスを押さえろ。話はそれからだ。
「いつか、ライブできたらいいなって思って」 レッスンでこんなことばを聞くと、反射 …
- PREV
- 膨大な情報が流れこんでくる日の過ごし方
- NEXT
- 覚えたはずの歌詞が出てこないのは、脳のバグ?
