「そもそも声って」と考えるだけで、声を出すことが格段に楽になる。
一昨日、BizLab『しっかり届く豊かな声』が終了しました。
ビジネス系のセミナーの冒頭で、毎回必ずお伝えしているのは、
「声は思考と感情のエネルギーが音のエネルギーに変換されたものである」ということ。
こうして書くと、なんだか小難しいことばが並んでいる感じなんですが、
すっごい平たく言うと、
「あなたが考えたり感じたりしたことを燃料に、
カラダさんがせっせと動いて、声って音を出すんですよ」ってこと。
これの何が重要かというと、
多くの人が、声=私だと思っている。
違うでしょ?
もう一回読んでください。
「思考と感情という燃料が動力になって、カラダを動かして音を発声させる」です。
たとえば、です。
「綿菓子つくりたいわ」と思う。
「つくりたい気持ち」と「ざらめ」と「電気」が材料、燃料で、
「綿菓子の機械」と「カラダ」で生み出されるのが「綿菓子」。
つくりたい気持ち=綿菓子じゃないですよね?
綿菓子がうまくできなかったら、何を考える?
ざらめの量?質?
電力は足りてた?
機械は故障してない?メンテいつした?
そもそも機械ちゃんと使えてる?
使い方がわかってないの?
これが普通の思考回路です。
いい結果が出なかったら、原因を考える。
点検する。
ベストは何かを調べる。
さらに言えば、そもそも、美味しい綿菓子食べたことなかったら、
どんな綿菓子つくりたいのかもわからない。
職人さんが目の前で綿菓子つくってくれるの、見たことなかったら、
なにが正解かわからない。
そんな、ごく当たり前のことに思いが至らず、
みんな、「私って生まれつき声が悪くて」って、
まるで、声が持って生まれた運命かのように思い悩む。
もったいないんです。ホントにもったいない。
この自意識がブレーキになって、
緊張する、カラダがうまく動かない、
それで、声もうまく出ない・・・という悪循環が起こります。
何度でも言います。
私たちのカラダは完璧なんです。
いい音が出ないとしたら、それは、
「出したいわ」と思う気持ちと「カラダ」とのコネクションがうまく行っていないか、
カラダ自体のコンディションが整っていないか、二つにひとつです。
まずは、認識を変える。
これだけで、もう、声と自分の関係性は、大きく変わる。
びっくりするほど、声を出すと言うことが楽しく、楽になるものですよ。
【MTL BizLab Day2『しっかり届く豊かな声』のご感想をいただきました(20230220)】

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