“ノウイング“〜シンクロニシティが止まらない〜
先日、何年も会っていない友人の夢を見て、ふと思い立って連絡をしてみました。
友人とは、作家の安藤美冬氏。
かつて元祖ノマドワーカー、ツイッターの女王などと呼ばれ、『情熱大陸』はじめとするテレビ番組など、各メディアに引っぱりだこだった女性です。
この10年で20冊もの本を上梓し、現在は作家として活動されてます。
久しぶりにちょっとだけチャットした、その数日後から、
いきなりシンクロニシティが起こりはじめました。
ライブ会場でバンド仲間に突然、「この間、安藤美冬さんという人の本を読んでたら、MISUMIさんの名前が出てきてびっくりして」と話しかけられる。
第9期のMTL12の受講生から、急に、「僕、実は、安藤美冬さんの講座受けていたことがあるんです」と打ち明けられたかと思ったら、それを聞いていた他の受講生が、「そういえば、うちの奥さんが、安藤さんのインタビューしたことがあるって言ってたなぁ。」などと言い出す。
…どうなってるの?
と思っていたら、今度はご本人から直接連絡が来て、
「明後日、14時から2時間だけ時間があるんですけど、会いませんか?」
と、まさに、私がピンポイントで空いている時間を指定してきました。
これぞ、シンクロニシティだよなぁと、感動しまくりながら会ってみたら、
実は安藤氏、昨年、まさに、人生のシンクロニシティをテーマにした、
『ノウイング』(サンマーク出版/アンドウミフユ著)
という本を上梓したばかりとか。
そんなんで、しばし、互いの近況報告やら、不思議体験話やらで、思いきり盛り上がったのでした。
こうなると、もう、本が気になる。
終わりなき出版準備最終段階で、超絶テンパる身なれど、読みたいものは、やっぱり読みたい。
ということで、ポチっちゃったら、あんまり面白くって、結局一気に読みました。
何が面白いって、読み進むうちに、自分に起きた”ノウイング”の数々が次々蘇るんです。
自分にとっては、ごく普通に起こったことだったんだけど、振り返れば確かに不思議、みたいなことが、この人生にはたっくさん起こっていて。
そのひとつひとつが、今いる場所に私を連れて来ているなと。
たとえば…
・「このノートを100ページまで書いたら、音楽系の出版社に売り込んでみよう」と手書きでヴォイトレ・メソッドを書きためていたら、ちょうど100ページ目を書いた日に、友人から「リットーが歌の本書く人探しているんだけど、興味ない?」と電話がかかってきた。
・プライベートレッスンをはじめる前のこと。
「プロに教えるヴォイストレーナーになろう」と決意をかためた翌日に、長年会ってなかった友人から、「(某人気アーティスト)Hちゃんのヴォイトレやる気ない?」と依頼が来た。
・1日に数十人程度が訪問してくれる程度だったブログ。
「1年後に10万PV/月になるよう育てよう」と決意した1年後の、まさにその日に、1ヶ月のアクセス数を見たらどんぴしゃの「100000」だった。
・なんの予定もないのに、海外留学をしている鮮明な夢を何度も見た。
1年後、実際に住むことになったニューヨークの街並みや、レジデンスの前のポスト、出会った友人は、夢の中ですでに知っていた。
・CMプロデューサーの通訳兼アシスタントとして、ロンドンで著名な音楽プロデューサー、ピーター・ジェンナーと仕事をする機会をもらった。その2年後、カナダのトロントで出会ったロイ・ハーパーが「僕の最初のマネージャーだった」とピーターの名前を口にした。
こんなことを語り出すと、もう止まらなくなるくらい、数々の不思議体験をしています。
“Lennon”を書いた時も、最初に提供作品となった”My Heartbeat”という曲を書いたときも、
ジェフ夫さんと出会った時も、いや、そもそも、プロの音楽家となったときも…。
私にとっては、あぁ、まただ、っていうくらい、当たり前のことだったのだけど、
安藤氏によれば、この”ノウイング”感覚こそが、自分の未来に導かれているということらしい。
「時間というものは過去から未来に向かって流れるのではなく、未来から現在に向かって流れ込んできている」という安藤氏のことばが、なんだかやたら腑に落ちました。
そういえば最近、妙にいろんな人の夢を鮮明に見るし、久しぶりの人から次々連絡が来たりもしているなぁ、と。
安藤氏との再会も、この本を読んだのも、きっとなにか、意味があるのよね。
なんだか、また楽しいことが展開して行く予感です。
しばし、この不思議な感覚に身をまかせてみようと思います。
興味のある人は、『ノウイング』、ぜひ読んでみて。
*Kindleで買っちゃったので書影がないので、目黒川の花筏とともに。
関連記事
-
-
「レトリバー2頭分」?
「レトリバー2頭分、離れてお並びください。」 先日、小旅行の際に立ち寄った、 ペ …
-
-
キャリアの棚卸し中。
学生時代にアルバイトをしていた本の取り次ぎ店では、年に1度、棚卸しという日があり …
-
-
「腐ったリンゴ」を手に入れる/『腐ったリンゴ』
こんな人と付き合った方が得じゃないか? もっと、こんな音楽をやった方がいいんじゃ …
-
-
何をやるかより、いかに自分で在るか。
新年初ブログです。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 この年末年始、自分と …
-
-
「なんじゃそれ?」こそ、上達の秘訣
何かとご縁のあるMiracle Vell Magicが英語の本を出版したというの …
-
-
人の心を動かすのは「エネルギー」。
アート鑑賞が好きで、 折に触れ美術館を訪れます。 国内外で、かれこれ30年以上ア …
-
-
人生は声帯様!
新年おめでとうございます! 2020年初ブログです。 お正月三が日は毎年、 今年 …
-
-
40代、前途洋々!これからだ!
昨日、ヤマハ音楽院の教え子たちの、同窓会に出席しました。 同期の子たちが集まった …
-
-
働こう!ガールズ!
何十年かぶりに、ハリソン・フォード、シガニー・ウィーバー、メラニー・グリフィスと …
-
-
言い切ったもんが勝つ。 そして、言い切れるやつは本気でカッコいい。
「自分を信じる力を才能という」 かのジョン・レノンの名言として、 とある雑誌で紹 …