声が自分の顔になる。
小学校の高学年の時、流行の「深夜放送」というのを聞いてみたくて、
ゲルマラジオという、
電池もなんにも入っていない、おもちゃのようなラジオを手に入れました。
思えばちゃちなつくりだったのに、
聞きたかったニッポン放送も、文化放送も、しっかり入りました。
毎晩のように夢中で聞いたのが、
『かぜ耕士のたむたむたいむ』。
真夜中、真っ暗な二段ベッドの上段に横たわり、
天井を見つめながら聞いた、かぜさんの声は、
耳心地がよくて、人間味のある、なんともいい声で、
ラジオを通して垣間見るオトナの世界にワクワクしたものです。
実は、この記事を書くために、さっきかぜさんの名前をググって、
はじめて、かぜさんのお顔を見ました!
おお。ハンサム。
あの素敵な声と、楽しいおしゃべり。
顔を見たらがっかりして、こどもの頃のあこがれが跡形もなく消えるのでは?、ずっと思っていたのだけど、意外なほどハンサムでびっくりしたり、ほっとしたり。
声は人をファンタジーの世界に誘う。
イケ声はイケメンを凌駕する。
声の力は偉大です。
無声映画(サイレントムービー)時代の大スターたちが、
トーキー時代がきて、映画でその声を公開したら、
そのギャップに一気にファンが離れてしまったという話もあります。
一声二顔三姿。
声から受け取るイメージが、知らず知らず、その人のイメージになる。
声を大事にしなくちゃいけないのは、ラジオ時代も、今も変わらないんですよね。

■パワーアップしたメルマガ『声出していこうっ!』。ブログから、さらに1歩進んだお話をしています。ご登録いただいた方全員に、『朝から気持ちい声を出すためのモーニングルーティン10』をプレゼント。ご購読はこちらから。
関連記事
-
-
【保存版】風邪をひかない! or かかったら?/まとめ記事
風邪の季節です。 咳や声がれなどノドの不調を訴える人も増えています。 今日は、 …
-
-
自分の声。
「自分の声に興味のある人なんているんですか?」 これまで、何度か、 そんな質問を …
-
-
鼻呼吸か?口呼吸か?
ボイストレーナーをはじめて間もない頃、 生徒のひとりに、 「私、歌う時に、うまく …
-
-
どうして、そんなケガをする?
先日、リビングのゴミ箱にかがみ込んだ拍子に、 サイドボードの端にはみ出し気味に置 …
-
-
バンドマンって、大変なんだ。
はじめて「フライヤー」ということばを聞いたのは、ニューヨークで初ライブをやったと …
-
-
カムバックを狙え!
足を骨折したことがあるでしょうか? ギブスにすっぽりと守られて、 まったく動かせ …
-
-
口の中が乾く?咳が長引く?ノドが乾燥する?
「ノドがすっごく乾燥するんです」 「最近の風邪は咳が長引いて。。。」 「口の中が …
-
-
うさぎか?カメか?観客か?
「よくそこまでやれるね」と言われることが、多々あります。 機材を買い集めて、見よ …
-
-
無価値感になんか負けないっ!
20代の終わりの頃、 洋楽コンプレックス、英語コンプレックスを払拭するために、 …
-
-
マスクは「声」をダメにする!?
先日、新宿駅を歩いていたときのこと。 背後でおしゃべりしている若い女性たちの声を …
- PREV
- 死ぬかと思うくらい馬鹿なこと、いくつやるか。
- NEXT
- Kindleで書籍をゲットする手順!
