大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

あなたはどのタイプ?ミュージシャンの特性チェック!

   

「ミュージシャンには、3種類いるよね。」
先日そんな話を、アーティストであり職業ミュージシャンである友人としました。

音楽が好きでたまらなくって、音楽を聴くことなしには夜も日も明けない。
暇さえあれば、お気に入りのミュージシャンの曲を、エンドレスでかけまくり、聞きまくる。
そんな、音楽ファン/ロック小僧タイプ。

楽器を触ることが大好きで、片時も手元から楽器を離さない、
暇さえあれば楽器をいじり、練習し、とにもかくにも弾きまくる。
そんな、プレイヤー/ギター小僧タイプ。

そして、曲や歌詞をつくったり、アレンジをしたりすることが大好きで、
気づけば空想の世界に飛んで、曲作りに没頭する。
仕事になろうがなるまいが、とにかく創りまくる。
クリエイター/ソングライタータイプ。

もちろん音楽家ともなれば、誰でも、この3つの要素を複合的に持っているので、
一概に、どのタイプかを決めつけることはできないのだけど、
それぞれタイプによって、明らかに、日頃の音楽との接し方や。時間のつかい方が違って、本当に興味深い。

 

私は、もう間違いなく”クリエイター”です。
プロデビュー前は、練習に明け暮れる”プレイヤー”だったのだけど、
曲をつくりはじめてからは、もうとにかくいつでもどこでも曲を考えてました。

「書く」ということでこのクリエイティビティが満足している時期は、
音楽に対する飢餓感のようなものも薄れる気がします。
今は、また、”プレイヤー”モードに入りつつありますね。

ちなみに、うちのジェフ夫さんは”音楽ファン”。
いや、ロック小僧。
結婚したばかりの頃は、彼があまりにしょっちゅう音楽を聴いているんで、
頭の中を空っぽにして、クリエイトに頭を使いたい私と、ぶつかったこともよくありました。
だってさぁ。寝るときに大音量でローリングストーンズとかかけてたんですよ。
もう、ほんと、無理。

一口に「音楽が好き」と言っても、本当にいろいろあって、
そこを自分で、またはお互いに、気づいて尊重しあえたら、
もっともっとよいものがつくれ、よい演奏ができる。
お互いもっと音楽が楽しめる。
そんな気がします。

あなたは、どのタイプですか?

■本気でうまくなりたいと思ったら、迷わず受けて欲しい。
6日間にコミットして、歌に対する自己肯定感を一気にあげてください。
第10期 MTLヴォイス&ヴォーカルトレーニング。11月開講です!

 - バンド!, 音楽

  関連記事

感情も情熱も当てにならない。システムなんかじゃ、いい音楽は生まれない。

感情には波がある。 情熱もやがて冷める。   だから、何事も継続するに …

ロックは毛穴で聴くんである。

誤解なきように言っておくと、 私自身はそれほどラウドな音楽が 好きだというわけで …

いい音の楽器と歌うから、いい声になる

子供の頃から生ピアノの音が大好きで、 ピアノ可物件にこだわって引っ越ししてきまし …

ホンモノか?ニセモノか?

「あいつはホンモノだよ」 「なんか、あの子、ウソくさいのよね」 一般の人たちがど …

ショートカットでいこうっ!

15年以上前のことになりますか。 買ったばかりの音楽制作ソフト=Logicを勉強 …

何を切り取るか。どう切り取るか。

家族や友人たちと、昔の思い出話をしていると、 記憶に蘇ることや、「こんなことがあ …

「なんか好きじゃない曲」を歌わなくちゃいけない時のヒント

バンドをやってると、 「なんか好きじゃないな」という曲を 歌わなくちゃいけない時 …

何才までロックします?

「外タレのチケットの値段をつり上げているのは、 ストーンズとポール・マッカートニ …

「すごい人」と、自分との距離。

どんな分野にも、すごい人というのはいるものです。 すごい人に出会う度に、自分の凡 …

「私の歌って、どうですか?」

「自分の歌ってどうなんだろう?」 歌う人誰もが一番知りたいのってそこなんだなと、 …