発声メカニズムを知るだけで声がよくなる人の特徴
「まだ1回しかレッスン受けてないですし、正直、全然練習できなかったのに、なんか、この1週間、飲み会で声が枯れなかったんですよ」
先週、初めてカウンセリング&レッスンに来たIT関係の会社の社長さんが、昨日のレッスンでこんなことを言っていました。
声は物理。
発声はコツ。
ボイトレは元々知っていたことを思い出す行為。
だからね。
正しく知るだけで、いきなり声を出すことが楽になったり、いい声が出るようになったり、この方のように、声が枯れなくなったりするわけです。
知るだけで結果が出るのが、MISUMI流ボイトレ。
ただし、結果の出方には個人差があります。
知るだけで大きく結果を出せる人の特徴は、
1. 左脳優位で、ことばでカラダの感覚や聴覚を呼び覚ませる人
2. 音(声)から情報をたくさん拾え、自分自身の出す音(声)に微調整を加えられる人
3. 理解力、身体感覚に優れている人
他にも、声を出して聞かせるだけでコツがつかめる右脳優位、天才型の人、練習を繰り返してカラダで覚えて行くフィジカル派の人、一緒に声を出すことで理解が深まる同調型の人など、いろんなタイプが。
それぞれの特性にあわせて、レッスンカリキュラムを見極めると、本人にストレスなく、よい結果に繋げていかれるものです。
指導的立場の人は、この辺を見極めて柔軟にレッスンを進めなくちゃいけないんですな。
あなたはどんなタイプですか?
■無料メルマガ『声出していこうっ!』。
ご登録いただいた方全員に、『朝から気持ちい声を出すためのモーニングルーティン10』をプレゼント。バックナンバーも読めますのでぜひ。ご購読はこちらから。

関連記事
-
-
ボイトレ七つ道具、公開(^^)
最近、講演やセミナーをするときだけでなく、通常のボイトレをするときにも、 声のし …
-
-
「ダメ出し」こそが、プロの技を試される仕事なのだ
他人にダメ出しをする人には、 自分のためにダメ出しをする人と、 相手のためにダメ …
-
-
声を伝えるのに必要なのは「デリカシー」。「気合い」じゃないんですよ。
音の波形ってみたことありますか? 音は空気の振動。 特殊な装置をつかうと、 その …
-
-
「そこに愛はあるか?」
同じ音楽家の先輩として、 生徒たちを指導しながら、自分自身の過去を追体験すること …
-
-
「他者基準」で自分をジャッジしない。
才能あふれる若者たちを教える機会に恵まれています。 レッスンのたびにワクワクした …
-
-
表現者には、いつだって、責任がともなうもの
「ブログ読んでます!」 最近、出会う人にそう言っていただくことが、とても多くなり …
-
-
プレゼンする人にも、歌い手にも、絶対問いたい10の質問
パワフルでユニークな企業の社長さん、役員さんたちのボイトレおよびプレゼンテーショ …
-
-
そのボイトレで本当にいいんですか?
かつて某大手プロダクションの新人育成を任された時のことです。 レッスンにやってき …
-
-
「学校なんかいくら通ったって、 人を感動させられる歌なんか歌えるようにならないだろ?」
音楽やりたい、バンドやりたい、と思った瞬間を覚えているでしょうか? お兄ちゃんが …
-
-
「声」は映画のBGMと似ている
他人の話を聞いているときに「声」に意識を奪われるなんて、 話し手の声がよほどユニ …
- PREV
- コミュニケーションは、あきらめたら負け。
- NEXT
- そのフレーズ、きっちり弾かなきゃいかんやろ?
