プレゼンする人にも、歌い手にも、絶対問いたい10の質問
パワフルでユニークな企業の社長さん、役員さんたちのボイトレおよびプレゼンテーション・トレーニングを担当させていただく機会が増えています。
今日も、そんな素敵な会社の役員の方たちのプレゼンテーション研修をさせていただきました。
形にとらわれず、新しい挑戦を続ける。
ひとりひとりが自立して、その力を発揮できる。
それでいて、チームとしてお互いを助け合える。
昭和の価値観では生まれ得ない、自由で、若い力が結集している会社は本当に勢いがあります。
プレゼントレーニングでも、アーティストトレーニングと同様に、演者にたくさんの質問をします。
1. オーディエンスに持って帰ってもらいたいメッセージはなにか?
2. 聞く人の、どんな感情を呼び覚ましたいのか?
3. オーディエンスとしっかりコミュニケーションは取れているか?
4. ひとりよがりになっていないか?
5. 一体感のある時間と空間を演出できているか?
歌も、プレゼンも、ゴールはおなじなのです。
6. 登場した瞬間、一声発した瞬間に、ツカミをとれているか?
7. 聞く人を感情移入させられているか?
8. 共感を生み出せているか?
9. カリスマとして、場のエネルギーを支配できているか?
10. 最後に思わず拍手してしまう、心を動かす仕掛けはあるか?
たたき上げミュージシャンで、就職経験すらない私の、スピーチやプレゼンのトレーニングは、
おそらく、いわゆる正統派のそれとはまったく違うでしょう。
しかし、だからこそ、ボーカリストとして、講演家として、作詞家&著者として、
そして、アーティストやインストラクターを育てる教育者として。
これまで培ってきた経験とノウハウを全方位的につかって、トレーニングにあたっています。
「こんな指導今まで受けたことがなかった」
そんなことを言っていただくたびに、(そりゃ、そうよね)と心の中で微笑む私。
「今まで受けたプレゼンのトレーニングの中で、一番ためになった」
ビジネストレーニングをはじめて間もなく15年。
挑戦する人たちにふさわしい、ちょっとロックなプレゼントレーニング。
ますます、メソッドを研ぎ澄まして行こうと、心を新たにした今日でした。

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