大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

「出会い」を求めるなら、手間暇お金を惜しまない!

   

「僕、どんなの聴いたらいいんでしょう?」

学生から、時々、こんな謎の質問を受けます。

 

 

こんなに音楽があふれている時代に、
自分自身が聴くべき音楽がみつからない。
あふれているからこそ、
何を基準に自分の聴くべき音楽を選んだらいいかが、
わからなくなっているのかもしれません。

 

聴くべきは「ドキドキするもの」

それがいつもの私の答えですが、彼らが本当に知りたいのは、
「では、そのドキドキするものと、どうやったら出会えるのか?」

これって、「彼女ってどうやったら見つかりますかね?」
という質問と限りなく似ている気がします。

 

ガールフレンド、ボーイフレンドが欲しいなら、
まずは、異性がたくさんいる場所に出かけるように、
夢中になれる音楽と出会いたいなら、
できるだけたくさんの音楽に触れること

ただし、

出会い系サイトなどでのバーチャルな出会いが、
今ひとつリアルなお付き合いに結びつきにくいように、

音楽も、インターネットの世界でお手軽に手に入れるものよりも、
実際にCDショップやライブ、コンサートなどに足を運んだり、
頻繁にラジオやMTVなどを視聴してみたり、
仲間と情報交換したりする方が、リアルな出会いの確率が高いようです。

「一手間かける」ことで、アンテナが立つのかもしれません。

 

 

さて、たくさんの異性が集まる場所に出かけて、次にすることは、
それらしい子がいないか、見回して、好みの相手を探すこと。

「なんかいいな」という第一印象に従って行動すると、
その子と直接付き合うかどうかは別として、何か、次のご縁に繋がったりするもの。

音楽で言えば、「ジャケ買い」。
もしくは、「ワンフレーズ買い」(造語です)。

ジャケットを見て、なんだかドキドキワクワクするCDは、
内容も自分にしっくりくる確率が高い。

バンドのルックスにドキドキするなら、
確実にそのバンドの音楽は聴くべきですし、

うわぁ〜、かっこいい!という1フレーズがあるなら、
何はなくともその曲を手に入れることです。

 

直感的なドキドキ、ワクワクに従うことは、どんなときも、絶対大切なことです。

 

そして、そして、

好きな子ができたら、手間暇お金を惜しまずに、
デートに誘って、せっせと電話やメールをし、
相手のことをもっともっと知ろうとするように、

音源はお金を出して買う、
コンサートに行ってみる、
情報を仕入れたり、次々とそのアーティストの別のアルバムを聴いてみる。

 

人は手間暇をかけるほどに愛着が湧くもの
結局は実らぬ恋だとしても、
期待するほど、その音楽に夢中になれなかったとしても、
そこに「無駄」はありません

 

 

失恋から学べるレッスンは、
成就する恋から学ぶレッスンより多いものですし、

付き合うに至らなかった異性との駆け引きが、
次の出会いへの大きなきっかけになることもしばしばです。

 

 

今日のまとめとしては・・・

Do something!

何事も、行動あるのみです。

8116838_s

 

 

 

 - 「イマイチ」脱却!練習法&学習法

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  関連記事

何年「基礎練習」するよりも、1回の「本番」

何年「基礎練習」をするよりも、一回の「本番」がパフォーマーを上達させる。 &nb …

ことばに「自分の匂い」をしみつける

ことばには、話す人の匂いがあります。 同じことを言うのにも、ことばの選び方や言い …

ちゃんと「聴く」!

さて、音源を買ったら、次にすることは当然「聴く」。   この「聴く」が …

「お前、練習してんのか?」

先日、とある忘年会で、大先輩のミュージシャンに、 「MISUMI、ビジネスはいい …

「どうやったらできるか」じゃなくて、「どうやったらなれるか」。

「どうやったらできるか」が知りたいのは、 真面目に学ぶ気のある人のお話です。 た …

「なに聞いて歌ってんの?」

「なに聞いて歌ってんの?」 ワークショップや授業で生徒たちの歌を聞いた後、 よく …

自分を追い込める人こそが、最も成長する。

人の一所懸命度は、 その人のおかれている状況の難しさに比例する。   …

高揚感を抱えて眠れ〜LIVEの夜の過ごし方〜

演奏者がLIVE終了後にどんな気分でステージを降りるかは、 ミュージシャンの性格 …

そんなこと、 何年やってても、絶対にうまくなりません。

プレイヤー目指して、 日夜がんばっていたにもかかわらず、 てんで上達しなかった自 …

記憶に残る「デキるやつら」は一体何が違ったのか?

かつて、教えていた音楽学校では、ヴォーカルの授業を 定期的にインスト科の生徒たち …