大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

「一部」は「全部」 

   

足の薬指を骨折したことがあります。

発熱まではいきませんでしたが、
一日中、なんともカラダがだるくて、不思議な気持ちになりました。

さらに言えば、足の薬指と言えば、
普段つかっていると意識もしていないような地味な指。

それなのに、ギブスを取ってもしばらくカラダのバランスが悪く、
歌っていてもパワーが出ませんでした。

 

人間のカラダの「一部」は「全部」なんだと、
B’Zの歌のようなことをしみじみ感じたものです。

 

声の調子が悪いとき、
ノドや声帯のことばかり気にする人がいますが、

こちらも同じ。

「声」や「ノド」だけが、
人間のカラダの中に独立して存在しているわけではありません。

 

声の調子が悪いときは、
全身になにか起きていないかをチェックするのが基本です。

例えば・・・

風邪をひいていないか、
寝不足じゃないか、
疲れていないか、
気分が落ち込んでいないか、
ストレスはたまっていないか、
凝りや、こわばりがある場所はないか、
アレルギーではないか、
胃腸の調子を落としていないか、
お肌の調子が崩れていないか、
生理中じゃないか、
鼻炎はないか。。。。etc.etc….

え〜?そんなこと、関係あるんですか〜?

みたいなことが、実は声に大きな影響を与えている、
というケースが多々あるものです。

 

声の不調から病気がみつかることもあるくらい、
カラダの一部は全部とリンクしています。

 

もっと言えば、一日、一日の生き方が、
音楽家としての人生とリンクしている。

 

いい声になりたかったら、健康でパワフルに生きる。

いい歌を歌いたかったら、魅力的な人間になる。

いいパフォーマンスをしたかったら、日常レベルで自分を追い込む。

 

一部は全部。

 

今日、この瞬間も、自分という人生。

大切に過ごしたいものですね。

26147510 - woman biting her necklace

 - Life, カラダとノドのお話

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  関連記事

習慣化するための3つのコツとくふう

自主ロックダウンスタート以来、 新しい習慣がいくつかできました。 毎朝のヨガ(3 …

no image
カラダの制約から解き放たれたいっ!

マジカルトレーニングラボのボーカリストのためのトレーニングでは、 基礎トレーニン …

「東京って、やっぱりすごいんですか?」

週1回ほど京都の音楽学校で教えていた頃。 よく顔を見るギター科の学生と エレベー …

声の優先順位が低いなら、気にしないのが一番。

「自分の声の印象って、どうなのだろうと気になる」 という人はたくさんいるのに、 …

年齢を重ねることは「変化」であって「劣化」ではない。

「今さら」、「この年で」、などとということばを聞くたびに、 本当にいらっとします …

仕事中毒=「超人病」が、カラダと心を破壊する

ワーカホリック。 日本語で言うと、仕事中毒。 常に仕事をしていないと、または、そ …

自分らしく歌う。 自分であるために歌う。 ありのままの自分で歌う。

「ちゃんと勉強した人が綺麗な声できちんと歌う」っていう、 従来の音楽的価値観をぶ …

no image
「今に見てろよ」はGoサイン!

音楽を志す人だけでなく、 人と違うことをがんばろうとする人は、大小さまざまな挫折 …

自分を好きになるということ。

こどもの頃から、 自分じゃない人間になりたいと思っていた年月があまりにも長くて、 …

オトナとコドモの線引き

コドモの頃、オトナは特別な存在だと思っていました。   コドモとオトナ …