限りなく「百発百中」を目差す
プロとアマチュアの圧倒的な違いは、
そのパフォーマンスに対する信頼度です。
人間のカラダは毎日微妙にコンディションが違います。
筋肉の状態も、カラダのバランスも、体調も、気分も、
刻一刻と変化する自分自身と向き合って、
毎日、同じ的に、同じスピードで、同じ角度から球を命中させる。
つまり、どんなときも最低限の結果を出せるようにするのがプロ。
今日は声の調子が、とか、
なんだか体調が、とか、昨日寝不足で・・・とか、
言い訳はだれだって、いつだって、いくらでも思いつくものですが、
「今日はラの音がちゃんと揺れないように出せるかしら?」
「今日はビブラートがいい感じでかかるかな?」
そんな不安な状態では、いいパフォーマンスはできません。
まして、仕事の現場に、「今日は大丈夫かな?」なんて思うシンガーは誘いません。
「時々信じられないくらいいいパフォーマンスするんだけど、
酷い時はシロウト以下」なんて人をセンターに据えるのはリスクが高すぎます。
(そういう人、本当にいるんですが・・・)
いつでも、最低限の仕事ができる。
その最低限が、だれよりも優れている。
そんな、信頼感できるパフォーマーを目指したいものです。
関連記事
-
-
絶対上達する究極の練習方法
「楽器を上達したいなら、録音するのがmust」ということは、 こちらでもずいぶん …
-
-
絶対的なクオリティしか口コミは起こせない
最近フリーで仕事をしたいという人が増えているようです。 時間に縛られない。 好き …
-
-
ボイストレーナーになるということ
先日、知人のライブを見に行ったときのことです。 ひとり、ライブ開始を待っていると …
-
-
ショービジネスの世界で生きるということ
昨夜はレッスンを受け持っているアーティストのライブに行ってきました。 初めての大 …
-
-
肉体は変化する
ずいぶん前のことになります。 クラプトンのコンサートのチケットがあるからと、 友 …
-
-
「答えは本の中にある」。きっと。
「わからないことがあったら本屋へ行け」 父が教えてくれたことです。 「世界中これ …
-
-
雑念チェーンをぶった切る!
練習や課題に集中できないとき、どうしていますか? 凡人には雑念がつきものです。 …
-
-
技術によって人間は進歩するのか、退化するのか?
技術によって人間は進歩するのか、退化するのか? はじめてレコーディングのお仕事を …
-
-
言い訳のない歌を歌う~Singer’s Tips #24~
「今日はちょっと調子悪くて」 「最近ちょっと歌えてなかったから」 「自分、まだま …
-
-
問題意識とスリルが「学び」のカギ
人の話を素直に聞く、言われたことを一所懸命やる、ということは、 人にものを教わる …
- PREV
- 安心領域から出る
- NEXT
- 「好き嫌い」と「興味」は別物です。