音楽は化学反応だ!
アマチュア時代から、
数え切れないほどライブをやってきました。
記念イベントのような特別なライブもあったし、
憧れのミュージシャンたちとご一緒したことも、
テレビカメラの入ったライブも、
レコ発ライブも、
大きなホールでのライブも、
ほんの数人しか入らないアットホームなライブも、
野外でのライブもありました。
どんなライブにも思い出はありますが、
実は、会場の大きさや
自分にとってのイベントの重要性とは無関係に、
強烈な印象の残る、
特別なライブというのを
何年かに一度、体験することがあります。
メンバーひとりひとりの心身のコンディション、
その日、その土地、その場所にある「空気感」、
そこに集う人たちが運んでくる「気」、
そして、演奏される音楽の持っている「パワー」。
そのすべてが、
猛烈なエネルギーとなって、
居合わせる全ての人の魂を震わせる。
いわば「化学反応」としか思えない、
奇跡のようなライブ。
そんなライブを体験できるから、
音楽はやめられません。
その特別な感覚はカラダの中に少しずつ残って、
自信やエネルギーをくれます。
仕込んでできることではありません。
そして、いつだって、
そんな、化学反応が起きますようにと、
祈るような気持ちでステージに立つのです。
残念ながら、こればかりは説明できません。
再現性もありません。
ただ起きる。
奇跡のようなものです。
ひとつだけ言えるのは、
そんな奇跡を体験するには、
もう、ただひたすら、
真摯に、一所懸命、
ライブをやり続けるしかないということ。
中途半端な気持ちで、
テキトーにやるライブでは、
絶対にそんな化学反応は起きないのです。
これは、経験的に感じていることです。
・・・あれこれ考えていたら、
猛烈に濃厚接触したくなってきました。
早くライブやりた〜〜〜いっ!(叫び)
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