「たった1曲しか歌うチャンスをもらえないとしたら、 なにを歌う?」
「たった1曲しか歌うチャンスをもらえないとしたら、
なにを歌う?」
アーティストの卵や、学生たちに限らず、
歌を真剣に志す人たちに、
一度はする質問です。
家族や友だち以外の誰かに、
自分の歌を聴いてもらえるチャンスなんて、
まぁ、めったに訪れません。
音楽は一期一会。
ライブでも、
オーディションでも、
イベントごとや、
なんならカラオケでも、
そのたった一回しかないかもしれない、
貴重なチャンス、
大切な1曲に、
自分はなにを選ぶのか?
人の印象は声を聞いた瞬間、
0.5秒で決まると言われています。
オーディションなら、
最初の4小節、
運がよくて8小節で、
勝負の行方が決まります。
そもそも、
自分がオーディエンスだと、
想像してみてください。
はじめて、ある人の歌を聞くとき、
自分はどこで、
「ああ、この人って●●だ」と感じるのか。
「この人の歌は▲▲だなぁ」とジャッジするのか。
どんな歌なら、
「もう一度聞きたい!」と思うのか、
どんな魅力を感じたら、
(お金を払ってでも、時間をつくってでも、どこかに出向いてでも)
「もう一回聞きにいこうっ!」
と、行動を起こすのか。
そして、どんな体験をしたら、
それを人にしゃべりたくなるのか。
口コミを起こせるのか。
まるでビジネスのお話のようですか?
もうね。まるっきり一緒なんです。
イベントでも、カラオケでも、
一所懸命歌っているのに、
ざわざわとおしゃべりが止まない、
パフォーマンスというのがあります。
一方で、水を打ったように静かになるパフォーマンスがある。
人は最初の一瞬で、
その人の声に興味を失うか、
集中して聞くかを、無意識に判断します。
1コーラスつきあって、
そのまま興味がなくなるパフォーマンスもあります。
最後まで、興味を持って聞いてくれても、
オーディエンスの心になにも残らなければ、
そこで関係性は終わりです。
そんな、大切な1曲を、
無造作に選んじゃう人がなんと多いことか。
選曲は、本当に、本当に大事です。
ポイントは、
1.とにもかくにも、大好きな曲であること。
2.好きだから、めちゃくちゃ歌い込んでて、
誰よりもうまく歌えると信じられること。
3.聞く人に何かしらのインパクト
(「わぁ、素敵!」「カッコいい」「癒される」
「いい声だ」「泣けてくる」・・・etc.etc.)
を与えられること。
4.曲自体が、ある程度キャッチーで、
オーディエンスにマッチしていること。
5.自分自身が歌に集中して、
夢中になって歌えること。
選曲も歌も、
技術的なことを言い出せば切りがありませんが、
とにもかくにも「一生に1度の出会い」を
最高に素敵なものにするために、
いっちょ脳みそに大汗かいて、
いきましょう!
◆【ヴォイトレマガジン『声出していこうっ!me.』】
ほぼ週1回、ブログ記事から、1歩進んだディープな話題をお届けしているメルマガです。無料登録はこちらから。バックナンバーも読めます。
関連記事
-
-
人は生涯に、何曲、覚えられるのか?
優れた作曲家、アレンジャー、プレイヤー、 そして、ヴォーカリストの多くが、 びっ …
-
-
立ち止まるな!学び続けろ!
インスタライブ、Facebookライブ、 リール投稿にストーリーにYouTube …
-
-
「プロ」「アマ」という線引きは、 もうそろそろ卒業したい。
「俺なんか、ただのセミアマだからさー」。 高校時代に、 一緒にバンドをやっていた …
-
-
人に年齢を言うのをやめてみる。
年功序列文化の日本人は、年齢をアホほど気にする。 「何才ですか?」からはじまる会 …
-
-
ポジティブな面にフォーカスする。
「今の、自分ではどうだった?」 そんな質問を、歌い終えたばかりの生徒に投げかける …
-
-
スーパーファルセット(すんごい高い声)出したい?
スーパーファルセット、 ホイッスルヴォイスなどと聞いて、ピンとくるでしょうか? …
-
-
ケツがむずむずするような曲、 書かなきゃ売れないよ。
PC内の断捨離&オーガナイズも佳境。 昨日、タイトルは見えるけど、 「デ …
-
-
「好き」を極める。
「好き」にもいろいろあります。 なんとなく好き。 どちらかと言えば好き。 結構好 …
-
-
ヴォーカリストこそ楽器を練習して「演奏の当たり前」を知る。
楽器をうまくプレイできるからといって、 歌もうまく歌えるかというと、もちろん、そ …
-
-
「そんなんで、どうやって食べていくんだ?」
昨日、街で前を歩くオシャレでダンディな年配の男性と、 若い女性の会話が、聞くとは …
- PREV
- フェイスシールドって、ハウりません?
- NEXT
- どのくらい馬鹿をやれるか。

