いわゆる「男性のモテ声」の特徴
「婚活に役立つ声の出し方を教えてください!」
そんな声をいただきました。
ご相談いただいたのは男性の方。
もちろん、私は婚活のスペシャリストではありませんので、
「こんな声を出したら、すぐに結婚相手がつかまえられる」
などというアドバイスはできません。
そこで、声のスペシャリストとして、
男性の、いわゆる『モテ声』といわれる声について、
少しだけ解説してみたいと思います。
欧米では、人が、直感的に異性の声からさまざまな情報を拾い、
時に好意を抱いたり、時にそれほど魅力を感じなかったりするのは、
優位な相手を選び取る本能である、という説が有力です。
では、男性のモテ声の特徴を持つ人は、どのような心身の特徴があるのでしょうか?
一般的に「モテ声」といわれる男性の声の3つの特徴について、
見てみましょう。
1.低音である
通常、話す時の声の高さは、声帯の長さに影響されます。
もちろん、例外もありますが、
一般的に身長の高い人は長い声帯を持っています。
声帯が長いということは、声が低いということ。
すなわち、声が低い男性は、長身である可能性が高いのです。
ちょっと思い出してください。
男性コーラスグループで低音を担当しているのは、
たいがい一番身長の高いひとですよね?
女性が低音の声の男性にときめくのは、
体格的に優位な遺伝子を残したいという本能のせいなのかもしれません。
2.豊かな響きがある
声の響きは、安定した呼吸、整った姿勢とカラダの軸、
そして、声の通り道=声道がリラックスした状態であることで得られます。
安定した呼吸は健康と、精神的な安定の象徴です。
さらに、整った姿勢とカラダの軸は、運動能力の基礎であり、
あらゆる活動のパフォーマンスの高さを表します。
姿勢がいい、落ち着いて、いつもリラックスしている、
それでいて、行動に移るとパフォーマンスも高い。
モテるわけです!
3.声量がある
声帯がしっかりと閉じ、声門下にほどよい呼気の圧力を作り出すことによって
声量は上がります。
声帯の筋力と、安定した呼吸、
そして、呼気と発声のタイミングが重要なのです。
声帯は発声に使われるだけでなく、ぐっと閉まることで、
体内の気圧を上げ、全身の筋肉に血液やエネルギーを充満させる働きもあります。
重量挙げの選手が息を詰めているのを見たことがあるでしょうか?
誤解しないでください。声帯を締めすぎる傾向はNGです。
あくまでもバランスのいい範囲での、
声帯の閉まる強さは、そんな全身のパワーを象徴するのかもしれません。
ここまで読んで、「こりゃダメだ」などと気落ちするのはやめてくださいね。
声の印象はトレーニングで変えられます。
響く声と声量はちょっとしたコツを知ることと、多少の練習で手に入りますし、
もちろん、低音を響かせることも可能です。
日常、しゃべる音程を下げようとするのは、声帯に緊張を作り出してしまうので、
お勧めしませんが、勝負時に話す音程を下げたり、
声の音色を調節することで、低音成分を鳴らすことも可能です。
声って、本当に奥深いものですよね〜?
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