大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

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「生まれて初めて」を恐れない!

      2021/03/30

誰にだって、何にだって、
「生まれて初めて」はあります。

まして、テクノロジーの進歩が加速しているこの時代。
毎日が「生まれて初めて」だらけです。

昨日は「スタジオ配信ライブ」を初体験しました!

いろいろなところでお話しているように、
500曲以上のレコーディングを体験している私にとって、
スタジオはホーム中のホーム。

スタジオでマイクの前に立った瞬間の、
「なんでもこいっ!」な感覚は、
文章を書く人間としては、なんだかなーですが、
筆舌に尽くしがたいところがあります。

さらに、

大きな声では言いたくないけど、
ライブに至っては、なんだかんだ、四半世紀以上はやってます。
(言っちゃったぁ〜)
100本単位じゃ足りないくらいの本数、
人前で歌ってきたわけです。

テレビ収録のお仕事も、
サポート時代に出演した、
“夜のヒットスタジオ”やら”Hey!Hey!Hey!”やら、
なっつかしいのからはじまって、
近年ではヴォイストレーナーとしても、
まぁまぁ、やらせていただいてきました。

しかしね・・・。
「スタジオ配信Live」って、一体全体なんや?

レコーディングスタジオにカメラと撮影スタッフ。
コントロールルームにはミキシングエンジニア。
画面の向こうにお客さんたちの熱気。。。

 

これまで体験してきた、どんな現場とも違う、
不思議なアウェイ感。
スーパーハイブリッドな、試みで・・・。

 

正直、もんのすんごい緊張したし、
昨日を迎えるまでの不安感は、
これまた、「筆舌に尽くしがたい」ものがありました。

最も心に響いたのは、
Dazy’sのリハーサルを終えて、控え室に戻った時に、
鬼軍曹=河野陽五に言われたひと言。

「あんまり丁寧に歌わん方がええで。
あれじゃ、CD聞いてるのと変わんないから。
多少、粗々しくなってもいいから、
もっと、ライブ感がなくちゃ、オモロないよ。」

ヘッドフォンかぶっての歌唱の、
あまりの「ホーム感」と、
日頃のライブではあり得ない歌いやすさに、
「ああ、こんな感じね」という気持ちになっていた矢先の、
敬愛する鬼軍曹のことばに、
「レコーディングではなくライブなんだ」という意識が、
あらためて芽ばえたのでありました。

実際、配信がスタートすると、
画面の向こうから、視聴してくださっているみなさんのエネルギーが、
びっくりするくらい伝わってきて、

「あぁ、ライブなんだな、
みんながこの瞬間を共有してくれているんだな」と、
実感しました。

コロナに翻弄されて、
自分たちに今できることを模索したあげくの試みでしたが、

おかげで、
普段なかなかライブを見てもらうことのできない、
日本全国のファンのみなさんや、
アメリカやイギリス、ニュージーランドの友人たちにも、
演奏を見てもらうことができて、
新しい可能性の扉が開いた思いがしました。

「ライブは生で見るのが一番!」という気持ちは変わりませんが、
アフターコロナは、
生ライブと配信ライブのハイブリッドが主流になるのだなと、
しみじみ実感した、素晴らしき体験でした。

ご試聴いただいたみなさま、ありがとうございました!

まだまだ、「生まれて初めて」を恐れず、
挑戦を続けます!

 

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