大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

自分自身のフィードバックシステムを磨く

   

オープンレッスン12、全6日間の3日目が終了しました。

 

発声と歌のノウハウのすべてを6日間で
あますところなく学んでいただくためのセミナー。

受講者のみなさんに、最も学んでいただきたいと考えているのは、

 

「自分自身のフィードバックシステムを磨く」ためのノウハウです。

 

 

ここで言う「フィードバック」とは、
つまり、自分が出している声を聴いたり、
自分のカラダが起こしている反応を感じたりすることで、
その都度、
発声の仕方や、カラダのつかいかたに微調整を加えていくこと。

もう少し詳しく言えば・・・

 

目差している声やカラダの状態を明確に意識する。

→そのゴールを目差して、声を出す。歌う。

→自分が歌っている声を聴く。カラダの状態を目で見る。感じ取る。

→目差している状態との違いを詳細に分析する。

→発声法や筋肉の状態に微調整を加えて、再度声を出す。歌う。

 

というサイクルを繰り返すことです。

 

具体的には、

 

1.こんな風に歌いたい、というゴールを設定する。

「歌手の○○のように歌いたい」のように、
具体的なお手本を持つのがベストです。

さまざまなシンガーの歌を聴いて、自分の感性を磨くことが、
ゴール設定の近道になります。

 

2.ゴールを目差して歌ってみる。

自分の理想とするパフォーマンスを目差して丁寧に歌います。

お手本として設定した人の歌があれば、この先の段階に進むのが楽になります。

 

3.自分のパフォーマンスをチェックする。

慣れないうちは、ビデオに撮ったり、録音したりして、
じっくり観察、チェックします。

慣れてくれば、いちいち録音をしなくても、
歌いながら自分のパフォーマンスに微調整が加えられるようになりますが、
まずは、その前段階です。

 

4.設定したゴールと、自分自身のパフォーマンスの違いを分析する。

声や歌のどこがどう違うのか、
表情や姿勢、呼吸、カラダの使い方はどう違うのか、
細部にわたるまで、徹底的に分析します。

この、「違い」がわかるかどうかが、
フィードバックの精度に大きく関わってきます。

 

5.微調整を加えて、再度歌ってみる。

分析結果に基づいて、微調整を加えます。

分析が正しくても、調整がうまく行かなければ、
望む結果は得られません。

 

フィードバックを繰り返すことで、
自分のパフォーマンスを瞬時に分析し、
修正を加えることが可能になります。
その結果、パフォーマンスの精度が上がるのです。

 

いかがでしょう?

フィードバックシステムを磨くことの大切さは、
すべての学習に共通します。

 

努力しているにもかかわらず、
いまひとつ結果が出せないという人は、
この過程のどこかがうまくいっていないと考えられます。

今一度、日々の学習を見直してみてくださいね。

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 - 「イマイチ」脱却!練習法&学習法

Comment

  1. マスダ ミツトシ より:

    車の運転中に歌う事が主なんでんすが、座席の角度、ハンドルからの距離、車が変わればシートの種類がありその都度声の音圧、音質が変わるように思います。

  2. otsukimisumi より:

    >マツダ ミツトシさん
    音圧は呼吸の呼吸の圧力、そのときつかわれている声帯の筋力によって変わります。
    シートが変わって姿勢が変われば、呼吸の状態が変わるので、音圧も変わりますし、
    車の中の音響によって聞こえ方が違うので、声を大きく出してしまうこともあるでしょう。
    声質が変わる主な理由は、車の中の音響環境が変わるせいです。
    また姿勢が変わることで、首の角度が変わるという可能性も考えられますね。

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