大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

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「一部」は「全部」 

   

足の薬指を骨折したことがあります。

発熱まではいきませんでしたが、
一日中、なんともカラダがだるくて、不思議な気持ちになりました。

さらに言えば、足の薬指と言えば、
普段つかっていると意識もしていないような地味な指。

それなのに、ギブスを取ってもしばらくカラダのバランスが悪く、
歌っていてもパワーが出ませんでした。

 

人間のカラダの「一部」は「全部」なんだと、
B’Zの歌のようなことをしみじみ感じたものです。

 

声の調子が悪いとき、
ノドや声帯のことばかり気にする人がいますが、

こちらも同じ。

「声」や「ノド」だけが、
人間のカラダの中に独立して存在しているわけではありません。

 

声の調子が悪いときは、
全身になにか起きていないかをチェックするのが基本です。

例えば・・・

風邪をひいていないか、
寝不足じゃないか、
疲れていないか、
気分が落ち込んでいないか、
ストレスはたまっていないか、
凝りや、こわばりがある場所はないか、
アレルギーではないか、
胃腸の調子を落としていないか、
お肌の調子が崩れていないか、
生理中じゃないか、
鼻炎はないか。。。。etc.etc….

え〜?そんなこと、関係あるんですか〜?

みたいなことが、実は声に大きな影響を与えている、
というケースが多々あるものです。

 

声の不調から病気がみつかることもあるくらい、
カラダの一部は全部とリンクしています。

 

もっと言えば、一日、一日の生き方が、
音楽家としての人生とリンクしている。

 

いい声になりたかったら、健康でパワフルに生きる。

いい歌を歌いたかったら、魅力的な人間になる。

いいパフォーマンスをしたかったら、日常レベルで自分を追い込む。

 

一部は全部。

 

今日、この瞬間も、自分という人生。

大切に過ごしたいものですね。

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 - Life, カラダとノドのお話

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